社員さん起点による「人を大切にする経営」の実践
人財塾5期生の大橋弘子と申します。
私は、東京都港区で中小企業の人と事業の成長のお手伝いをする会社を経営しております。
坂本先生のご本(日本でいちばん大切にしたい会社)に出合った当時のことをお伝えした後、そのご本を教材にさせていただいて、実施している顧問先の社員研修についてお伝えします。
今から約8年前の40代前半の時に、坂本先生のご本(日本でいちばん大切にしたい会社)に出合いました。
当時、私は、会社員でした。仕事をする上で「一つの着眼点」として、いかに効率よく高収益を上げ続けるか?あり方<やり方に偏った考え方に、違和感がありました。
坂本先生のご本に出合って、衝撃を受けました。
そのご本に書かれている会社は、あり方>やり方、あり方が重視されていました。
このような会社が日本にあるのか?それまでの私の会社観が覆されました。
当時の上司とのやりとりで、「大橋さんの言っていることは正論なんだよね」と言われることがよくありました。
私は、「正しいことを正しいと言って何が悪いんだ」と心の中でつぶやいていました。
しかし、現在、自分自身が経営者の立場になり、顧問先にて、経営陣と人財計画を含めた経営計画を一緒に考えるようになりました。
そもそも、経営者と社員さんには、立場の違いからくる危機感のズレやギャップがあることがわかり、経営者の立場も、社員さんの立場もわかるようになりました。
「正しいことを正しいと言っても人は離れていくだけ、伝えたいことが伝わっていないならば、伝えていないことと同じ」と悟りました。
「いい考え方」を押し付けるのではなく、自然に、受け取ってもらえるには?人として、リーダーとして社員さんに成長してもらうには?と考えました。
そこで、私の顧問先の社員研修(次世代リーダー研修)で、坂本先生のご著書の「日本でいちばん大切にしたい会社」を教材にさせて頂き、3分間読書スピーチをカリキュラムにいれております。
3分間読書スピーチとは、社員さんがその本を読んで、
自分の思い、感じたこと、本を読んだことによる自分自身の変化。すなわち、「行動」「考え方」の変化を3分にまとめてスピーチするというものです。
3分間読書スピーチを社員研修で行う目的は、
◆発表者の社員さん
①語い力:クリエイティビティを養う
②スピーチ:伝える力を養う・良き影響力の発揮
③自己理解(内省)
④自己開示(自分の思いを伝えること)
◆発表を聴く社員さん
①傾聴:聞き上手は、話し上手
②発表者へのフィードバック:言葉を選ぶ
◆発表者と社員さん
お互いの価値観の共有→相互理解
を養うことも目的です。
先日、「日本でいちばん大切にしたい会社3」の読書スピーチを社員研修で行ったところ、社員さんから
・この本に書かれているこの会社の取り組みは、私たちの会社でもできるよ。やりたい。
・この本に掲載される会社にしたい。
・私たちも人を大切にする会社にしたい。
という素晴らしい内容のスピーチを聴くことができました。
次世代リーダー(社員さん)起点で社内によき影響力が発揮されることにより、
・「人を大切にする経営」のいい考え方が浸透し、風土ができること
・いい会社の制度が仕組み化されることは、素晴らしいことです。
また、
坂本先生のご本は、20代、30代の社員さんが読んでもわかりやすく書いてくださっていて、「いい考え方」を素直に受け止めてくださいます。
若者の道しるべとなる本を執筆くださって、ありがとうございます。
最後に、私は、ご縁のあった20代の若者には、先生のご著書で「強く生きたいあなたへ」
というご本をプレゼントすることがあります。
社会で、会社員生活で、理不尽な思いをしたとしても、自分の心に感じた小さな違和感を大切にしてほしい。志をもって、頑張って生きていってほしいと思っています。
今後も徳育(心の教育)を重視し、坂本先生の学びを実践していきます。
人財塾5期生 株式会社スタートアップウェイ 代表取締役 大橋弘子
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