【できることから「人を大切にする経営」を伝える】
経営人財塾第5期生の常見です。社会保険労務士、キャリアコンサルタント、行政書士として活動しています。
人財塾を卒業してから半年ほど経過し、学んだ内容をどのように活かして「人を大切にする経営」を伝える場を作っていくかについて考えておりました。そのことを学会の全国大会に参加していた同じく5期生の知的障がい者向けのカレッジを経営している長谷川正人さんに相談しました。以前より、キャリアコンサルタントとして公立高校などで就職活動ガイダンスとしてキャリア教育に係ることがあったので、その講義内容をアレンジしながらカレッジで就職活動を控える生徒さん向けに講義をさせていただくことを提案すると快く引き受けてくれました。経営塾で学んだ人を大切にする経営と障がい者雇用を実践している企業の取組を紹介しながら、生徒さん達に仕事や働く幸せについて考えてもらう講義をやってみようと思いました。
講義前に、「日本でいちばん大切したい会社1」で紹介されている障がい者雇用を主体的に取り組まれている「日本理化学工業株式会社(川崎市)」に見学しました。障がい者雇用で紹介されている「働く幸せ」についての4つのことについて講義でも紹介することにしました。
- 人に愛されること
- 人にほめられること
- 人の役にたつこと
- 人に必要とされること
実際の職場風景や働いている知的障がいのある人たちの様子をみてもらいながら講義をして感想を頂戴しましたので、以下原文のままシェアをさせていただきます。
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《学生たちの感想》
・難しかったけど、仕事について考えてみないといけないなと思いました。
・4月から4年生になるので、仕事について考えていこうと思いました。
・お話を聞いたことでこれから頑張ろうと思いました。
・自己紹介は少し恥ずかしかったけど、頑張ってできました。
・仕事の幸せというのはあまり考えたことがなかったから初めて知りました。
《学院長コメント》
「頑張ろう」「考えていこう」という言葉がみられ、未来に目を向けるきっかけとなったように思われます。
履歴書を書く練習をする時など、「短所」については課題として明示されることが多いためかすぐに思いつくのですが、「長所」についてはなかなか浮かばない方が多いように見受けられます。
今回のセミナーの中でエピソードとともに自分の長所や強みについて書いたり話したりできた経験ができたのはとても良かったです。
また、支援員からは「仕事は厳しいもの」と伝えることが多い中で、「仕事をすることで得られる幸せ」についてお話しいただいたことや、また「不幸せな状態からは離れて良い」という考え方を常見様から聞くことができたことも、学生にとっては視野が広がる経験となったのではないかと考えております。
今回は貴重なお話を伺うことができ、私も就労担当の支援員にも参考になり大いに刺激を受けました。
また機会がございましたら、ぜひよろしくお願いいたします。
この度は誠にありがとうございました。
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以上のような感想メッセージを頂戴して、人を大切にする経営を伝えることが少し実践できたと感じます。このような機会をいただいた同期の長谷川さんに深く感謝申し上げます。
今後も自分にできることから「人を大切にする経営」を伝えることを実践し、学びを継続して取り組んでいきたいと思います。
人財塾5期生・みらいワーク行政書士・社会保険労務士事務所・常見 治彦
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