ーダイアログ・イン・ザ・ダークの体験を通してー目の前にいる人にも遠くにいる人にも、思いを伝えていきたい
人財塾6期生、ますいいリビングカンパニーの伊藤真理子です。埼玉県、東京都、群馬県にて「人も地球も健康にする自然素材のデザイン注文住宅」を作っています。
授業で、坂本先生からダイアログ・イン・ザ・ダークのお話があり、いつか体験してみたいと思っていました。そこで、クリスマス前のある日、息子と足を運びました。
偶然同じグループとなった中学1年生の女の子3人と息子と私と案内人のジョニー。サンタクロースの見習いとして、みんなに愛を届けられる人になるというミッションをもらい、6人で真っ暗闇の旅をスタートしました。
目をこらしても何も見えない暗闇の中、初めは怖さが先にあり、一歩足を前に出すことも怖く。それでもはぐれてしまったら、もっと怖いので、一歩、さらに一歩と足を出して進んでいきます。案内人のジョニーは、普段は、白杖をつかいながら生活をされています。私は、ジョニーの声や気配を頼りに歩いていました。
すると、キャッチボールをしようという話になり、こんな状況でキャッチボールなんてできないと私は体を固めていると。ある一人が、ボールを床にバウンドさせました。
「ここにボールがあります。このボールを取りたい人は声を出して!次は?」
「〇〇ボール取ります。分かりやすいように声を出します。あー!」
6人全員は、お互いの意見に賛同しあって、自分の思った事やこうしたらやりやすくなるんじゃないかと意見を言い合っていました。年齢も性別も障害も関係なく、自分から遠くにいる存在の人にこそ、丁寧に思いを伝えて行動していました。困っている人がいたら、躊躇なく助けるチームとなっていました。
私は、ここでの自分の行動に、反省していることがあります。明るい世界に戻り、クリスマスカードをみんなで描いていました。絵がとても上手な女の子がいて「すごく色が綺麗だね。絵も素敵!」と声をかけました。でも、この私の言葉では、どのような絵だかが案内人のジョニーには全く想像ができません。私は、丁寧に案内してくれたジョニーに、素敵なクリスマスカードを想像できるような言葉で話すことができなかったことを後悔しました。
そして、会社の中で、私は、同じことをしていることに気がつきました。目の前にいる人の心は全てわからないけれど、だからこそ感じ取って、丁寧に思いを伝えあいながら行動をしたいと。そして、思ったことややりたいことを安心して言いたくなる空気を作りたいと思いました。
本日はバレンタインデーです。愛のある言葉を伝え合う、素敵な1日になりますように。
人財塾6期生・有限会社ますいいリビングカンパニー・伊藤真理子
素晴らしい体験をなさいましたね。そして気づきも。会社の中で活かしてみなさんと共有できるといいですね。真理子さんの実行力にとても感銘しています。