【No302『社員と顧客を大切にする会社』著者;坂本光司;いい書籍紹介】
今回は2012年12月に出版された『社員と顧客を大切にする会社 「7つの法則」を実践する優良企業48』をご紹介します。
『社員と顧客を大切にする会社 「7つの法則」を実践する優良企業48』著者;坂本光司(PHPビジネス新書)
●本書は坂本光司先生が「日本でいちばん大切にしたい会社3」を出版された頃のものです。
利他の心をもって実際に行動している「人を幸せにする会社」48社が紹介されています。
●章立て
プロローグ 日本人の「幸せ」の基準が変わった!
第1章 社員の幸せを第一に考える
第2章 障がい者雇用に尽力する
第3章 高齢者を積極的に活用する
第4章 女性を重要な戦力に変える
第5章 仕入先とWin・Winの関係になる
第6章 顧客に対して感動を与える
第7章 地域社会との絆を大切にする
●各章からの項目の抜粋です
プロローグ 日本人の「幸せ」の基準が変わった!
「私は間違っていました」と告白する人々
3・11が大きな転換点に
業績軸ではなく、幸せ軸で判断する
第1章 社員の幸せを第一に考える
日本の7割の会社は社員を本当に大切にしていない
営業しないことが、真の営業
なぜ3K職場に8000人が応募するのか?
破綻寸前の会社で感じた自分の使命
第2章 障がい者雇用に尽力する
日本人の1割が障がい者だと知っていますか?
障がい者のがんばりは健常者に伝わる
働くことでしか精神障がいは治せない
お礼を言い続ける人生からお礼を言われる人生へ
第3章 高齢者を積極的に活用する
高齢者の姿は未来の自分の姿
「80歳を機に会社を辞めようと思う」への社長のひと言
十人十色の特徴に合ったやり方で
第4章 女性を重要な戦力に変える
「M字カーブ」はキャリア断絶の象徴
ソフト・サービス化社会は女性が主役
男社会であるほど際立つ女性の視点
第5章 仕入先とWin・Winの関係になる
仕入先や外注先は景気のバッファなのか?
大企業だけでは製品はつくれない
仕入先から次々とアイデアが
仕入先を大切にしているかを測る3つのモノサシ
第6章 顧客に対して感動を与える
顧客も社員も不幸な現実
1年間にサンキューレターが2万通
遺書で「主人をよろしく」と頼まれた電気屋
第7章 地域社会との絆を大切にする
箱物やお金よりも人の心が絆をつくる
一人でも多くの人に「見える」幸せを届けたい
中国からの2通の手紙
●最後に
さまざまな現実や事例があり、多くの人たちの日々の積み重ねを感じ、多くの気づきがあります。
“本物のリーダーになる人は、つらい体験や悲しい過去を背負っていくものです。つらさや悲しみを身体で理解しているから、他人に優しくなれるのです。本物の強者は、弱者の痛みを知っていますから、弱い者いじめなど絶対にしないのです。”
***補足***
この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)
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