ご縁に感謝!
経営人財塾6期生、小泉機器工業株式会社の小泉勇人と申します。
本年の3月に経営人財塾を卒業し、改めて振り返ってみると、さまざまなご縁がつながって、今があると感じます。そのご縁の始まりは、坂本光司先生からでした。
私は現在、祖父の代から続く住宅設備機器の総合商社の社長を務めております。急遽30歳の時に私が社長になることになり、社長になってたまたま読んだ書籍が坂本光司先生の書かれた「日本でいちばん大切にしたい会社5」でした。
その書籍を読み、「五方良し経営」や「大家族経営」について知ることとなり、こんな会社があるのかと衝撃を受け、発売記念の講演会にも出席しました。そこで出会ったのが、さくら住宅で当時社長をしていた二宮相談役と天彦産業の当時社長の樋口会長でした。二宮相談役とは直接話すことができ、この時に「全国リフォーム合同会議」という会に誘っていただきました。
一般社団法人全国リフォーム合同会議について少し説明をしますと、この会はさくら住宅の二宮相談役が『リフォーム業者についての偏見を払拭し、安心・安全・信頼できるリフォーム会社として消費者に認識される会社を全国に広げる』という目的のもと始められた団体です。人を大切にする経営学会と同じく『社員を大切にする』という軸を持ち、経営者同士が本音で議論し、「社長としてのあり方」を追求する会です。
代表理事である二宮相談役を初めとした会の理事の方々は一社一社のことを考え、親身になって厳しくも温かいアドバイスをしてくれます。さらに通常の会とは別に時間を設けて、遠方であっても現地に赴いて事務所や街の雰囲気などを見た上でさらに深いアドバイスをしてくれます。私自身、社長としての覚悟を大きく変えるきっかけになった会でもあります。
人財塾にはさらに業界を超えた大きな視野で「会社のあり方や経営者のあり方」を学びたいと考えて入塾しました。人財塾では様々なことを学びましたが、まず感じたことは日本全国には数えきれないほどの『いい会社』があるということです。『いい会社』の定義は人によって様々かもしれませんが、私は「社員のモチベーションが高いことや主体性のある社員が多い」ということが、大事な要素だと考えています。そしてこれはまさに今回の人財塾6期生の全体研究のテーマでもありました。
入塾して良かったことは、「日々学ぶことや周りの人たちに感謝することの大切さ」を実感することができたことです。これらを実感できたのは、人財塾を通して人を大切にする経営学会に携わる先生方や『いい会社』の経営者の方と出会い、話を聞いたり、その会社を訪問したり、社員の方と直接話したりすることができたからです。
人財塾を卒業した今大事なことは、学んだことをいかに自社に活かしていくかだと思います。
人財塾の個人のプロジェクト研究を通じて自社についてゆっくり考えたことで、今後何をやるべきかについての大枠をまとめることができました。これからはやるべきことを具体的な内容に落とし込んで実践し、当社も『いい会社』を目指していきます。
これこそが人財塾でお世話になった坂本光司先生を初めとした先生方への恩返しかと思います。
1年間、誠にありがとうございました。改めて感謝申し上げます。
最後に「モチベーションの高め方」をテーマとして、人財塾6期生の一人ひとりが『いい会社』を訪問し、取材して、坂本光司先生と共に書き上げた書籍の紹介をします。ぜひご一読ください。
タイトル:「いい会社に学ぶモチベーションの高め方 -人を大切にする45社の事例-」
著者:坂本光司&人を大切にする経営学会人財塾6期生
出版社:株式会社ラグーナ出版
人財塾6期生 小泉機器工業株式会社 小泉勇人
『社員を大切にする』という軸を持ち、経営者同士が本音で議論し、「社長としてのあり方」を追求する会……素晴らしい組織ですね。他社の経営者と同じ軸で議論できる機会は、そうそうないと思います。さくら住宅様の暖かさや優しさは本物だという声を聴きます。ご縁を大切にしていきたいと心からそう思っています。