No321『株式会社キミカ(東京都中央区)』第14回受賞企業ホームページから

このシリーズでは「第14回日本でいちばん大切にしたい会社大賞」受賞企業のホームページを拝見して印象に残った内容をご紹介しています。
 https://www.kimica.jp/
今週は株式会社キミカ(東京都中央区)さんです。審査委員会特別賞を受賞されました。

●概要
商 号 株式会社 キミカ
創 業 1941年(昭和16年)5月
代表者 代表取締役社長 薬学博士 笠原 文善
資本金 1億円
従業員数 173名 (キミカグループ 計378名)
事業内容 アルギン酸, キトサンなどのマリンバイオポリマーならびにその応用製品の製造販売
事業所 【本社】 東京都中央区
【千葉プラント】 千葉県富津市
【大阪営業所】 大阪府大阪市淀川区
【サンチャゴオフィス】 サンチャゴ(チリ)
【ニューヨークオフィス】 ニューヨーク(アメリカ)
【ヨーロッパオフィス】 デュッセルドルフ(ドイツ)
【チリプラント】 パイネ(チリ)

●トップメッセージ
“弊社は1941年、海岸に漂着し利用されることなく朽ち果ててゆく“海藻”を資源として有効活用することを目指し創業されました。
そして豊かな海の恵み”海藻”から「アルギン酸」の工業的製造に日本で初めて成功しました。
80年間、わたしたちは「アルギン酸」の生みの親、育ての親としての自負と責任感を持ち、世界的パイオニアとしてBest in the Worldを旗印にその用途開発に取り組んでいます。
今、「アルギン酸」は人々の健康で豊かな暮らしづくりに欠かせないものとして、幅広い領域で活用されています。また、地球環境問題や健康問題に関心が高まる中、天然資源海藻から精製される「アルギン酸」への需要と期待はますます膨らんでいます。
アルギン酸は今、食品、繊維製品、化粧品、医薬品など多彩な分野で活用しています。”

●海藻からつくられるアルギン酸とは?
海藻(褐藻類)は生長力が旺盛で、中には全長60mに達する巨大海藻や、海底に直径2mもの付着器を這わせ、1日に何十cmも生長するような海藻もあります。
株式会社キミカさんでは、工業原料としての諸条件を満たす数種類の褐藻類を世界各地の海域から厳選し、多様なアルギン酸関連製品の安定供給体制を確立しています。
中でも南米チリに産するレッソニアという海藻は現存量が多く、代表的なアルギン酸原料海藻です。
しかもキミカさんでは、海藻が生態系の中で果たしている役割を損なわぬよう、生きた個体を刈り取るのではなく、自然のライフサイクルを終え海岸に漂着した海藻のみを拾い集めるかたちで利用しています。

●キミカスピリット 10の約束
経営理念のページには「キミカスピリット 10の約束」があります。
理念や社是、クレドなど役割や意味はさまざまありますが、一人ひとりの意識に繋がる「キミカスピリット 10の約束」はとても印象的です。ホームページではそれぞれの項目にさらに説明がありますので是非直接お読みください。https://www.kimica.jp/corporates/management-philosophy/
1,自分を愛し、家族を愛し、仕事を愛する
2,約束を守る
3,嘘やごまかしを許さない
4,相手を思いやり尊重する
5,背伸びをしてチャレンジする
6,お客様第一を貫く
7,最速で実行し、最大の利益を生む
8,「その場しのぎ」や「応急措置」ですませない
9,安全はすべてに優先する
10,自然の恵みに感謝する

●最後に
キミカさんは、時代を先取りすることを目指し、安定した生産体制と品質保証体制、そして研究開発体制を確立しています。
まるで寒天を研究開発することで新たなニーズを作り出している伊那食品工業さんと重なります。
キミカさんの歴史が長いことを思うと、日本にはキミカさんのような企業はまだまだ存在しているのではないかと思います。

***補足***
この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)

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