NHK大河「光る君へ」を仕事に活かす(源氏物語) 藤袴

 光源氏は太政大臣の地位にあり37歳の秋、養女の玉鬘23歳の結婚について悩みます。

 玉鬘は親友の内大臣と怨霊に取り殺された夕顔との間に生まれた娘ですが、源氏が養女として手元に置いていました。

 実は源氏は彼女に恋愛の情をもっており、離したくない気持ちを持っていました。その気持ちは、玉鬘本人のみならず、内大臣や長男夕霧にまで見透かされていました。

 源氏は身の潔白をみせるため、彼女を宮仕えさせることを考えます。冷泉帝にはすでに秋好中宮や弘徽殿女御がおり、帝の寵愛を受けるための競争で疎まれることは、玉鬘自身にとって苦痛なことでした。

 源氏は玉鬘を尚侍(ないしのかみ)として入内させようと考えます。尚侍は、天皇の正妻である皇后ではなく、天皇の儀式運営の責任者です。制度上は女官ですが、実質的には女御更衣に準じる后として扱われることもあります。

 この道を選択した源氏には、あわよくば入内後に玉鬘と密会しようという下心がありました。

 この隠微な計略は、内大臣や夕霧にまたもや見透かされてしまいます。ついに、源氏も計画を中止せざるを得ませんでした。

 この状況を受け、世の男性たちが玉鬘への求婚競争が激しくなりました。血がつながっていない夕霧も求婚者として名乗りをあげます。

 そして、玉鬘の結婚が決まります。相手は髭黒の右大将です。髭黒は玉鬘の侍女の手引きによって玉鬘の寝所に忍び込み強引に関係を結びました。玉鬘にとっては、色黒で髭が濃く妻子持ちの髭黒を愛せませんでした。それでも髭黒は彼女に夢中になって足しげく通い、既成事実を作って競争に勝ちました。(人を大切にする経営学会:根本幸治)

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