福祉職の人財育成について

経営人財塾6期生、株式会社ケアメイトの松浦です。

昨年の今頃は、8月の合宿に向けて訪問先企業様との調整連絡担当となり、時には判断に迷う事も有りながら、委員の皆さまやコーディネーターの先生にご協力いただき進める事ができ、改めて良い経験をさせていただいたことを思い返していました。

3月の人財塾でのプロジェクト研究発表後、翌月に社内でも発表をする機会がありました。人前で発表するたびに、この研究資料は多くの人本経営学を学ばせていただいた上で悩み考え結論づけた大事な教科書であり、自分との約束文だと思っております。

その研究課題の一つとして、この4月から社内で部会が立ち上がりました。

「地天泰」という易経の教えを参考に、部会のメンバーは次世代リーダーを担うべく若手中堅社員中心の構成になっています。

多様な課題やアイデアに対し、何故そう思ったのか、自分事としてどう思うかなど多面的に考え本質的な解決策に向けディスカッションをする場として定期開催をしています。

(といっても堅苦しすぎず、楽しむ+みんなが主役の視点も忘れません。)

改めて、一般的な市場・産業と、福祉といったサービス業との違いを考えると、制度下で

ダイレクトに人が関わる、対人サービスであるということが特徴的だと思います。

目には見えない、形が無いものを利用者様に直接提供されることから、職員の質(経験や知識、人間力)はサービスの質(ニーズに応じたケアの提供や連携力等々)を決定づける重要な要素になります。

支援が必要な方々に安心安全なケアが提供できますよう、

介護職員に求められる法定研修(身体拘束や虐待、感染症対策等)によるスキルの獲得。

また認知症ケアや看取りケアも今後益々需要が増えていき、福祉職として自らの資質を高め続ける事、絶えず学び続ける事が必要となります。

【何の為に学ぶのか、なぜ学び続けなければいけないのか。】

その意味目的に気付けること。気づかせていくことも現場管理者としての重要な役割だと感じます。そのため私自身もステレオタイプになっていないか?相手の事を理解したつもりになってないかと自分の価値観だけで進まないようにと、時代に合わせた柔軟な視野思考を勉強中です。

管下一人一人の個性を尊重し、「誰かの為にこういうことがしたい」という自己実現の欲求、やる気の成長欲求も見逃さないように、またその逆の不満足要因にもいち早く気付けるように、毎日コツコツと会話のキャッチボール(温かなコミュニケーション)を続けていきたいと思っています。

共に変化し挑戦し続ける為に、1年間の講義内容、坂本先生の最終講義メモ(宝物)を読み返し、あり方とやり方の正しい行動を示せるように今後も頑張ってまいります。

人財塾6期生・株式会社ケアメイト・松浦優子

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「福祉職の人財育成について」への1件のフィードバック

  1. 松浦さん、卒塾後も、学びを生かして活動されていることに、大きな刺激を受けました。私も、会社の中で、「組織のあり方検討委員会」を立ち上げようとしていますが、なんとなく、気が重くなっていました。松浦さんのブログを読み、エネルギーをもらいました。また、お会いしたときには、お互いに、こんな活動の成果があったと報告できるよう頑張りたいと思います。松浦さんのブログに感謝!