社員のモチベーションを高める社員旅行

弊社では毎年秋に社員旅行を実施しています。先日もメンバー皆で沖縄に行って参りました。今時、社員旅行というと「やらなくなったな」という会社も多いと思います。特にコロナ以降は働き方も変わり実施することもより難しくなっています。
もともと弊社では恒例イベントとして経営計画にも盛り込み、社員教育の一環として取り組んでいます。そのため子育て中で参加できない社員以外はみんな参加してくれています。転職してきた社員の多くは「社員旅行は行ったことがない」という状況です。そのため、最初は参加には後ろ向きです。しかし、1回参加すると来年はどこにいくか?と皆喜んで参加するようになります。なぜそんなに急にアンチ社員旅行がシンパになるのか。それは、社員旅行を通しメンバーのモチベーション上げるためにいろいろな工夫を行っているからです。
これまで社員旅行を実施し、メンバーのモチベーションを向上させるには以下の2点が重要だと感じています。

・自分の成長が旅行を通して体感できる
単なる観光や遊びではなく仕事として取り組めるテーマを毎回設けて現地でのセミナーを企画する。また、学びになる観光スポットを自分たちで調べて訪問先に指定するなど事前に全員でリサーチを行います。旅行を通じて何らかの成長が図れるようにしています。特に若いメンバーには旅行を通して日々触れることがない体験をすることで行動変容が生まれます。当然仕事への取り組みにもより熱が入ります。

・ともに過ごす時間を楽しくさせる
人は自分で決めたことは楽しんで実行します。全体での行動は研修、夜の懇親会のみ。あとは全てフリー行動として個人の自由度を高めています。帰りの集合場所は空港や駅など。自由行動では一人で行きたい場所に行く、数名でツアーを実施するなど気の合う仲間と勝手に行動します。とにかく皆で過ごす時間をより楽しめるようにしています。

人を大切にする経営では業績を高めたければ、社員のモチベーションを向上させる取り組みが必要になります。その取り組みの中でも社員旅行は重要な施策の一つです。

(人を大切にする経営学会 事務局次長 株式会社サクシード代表取締役 水沼 啓幸)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です