人財塾での学びを活かして2

経営人財塾6期生、株式会社日本レーザーの西本俊行です。弊社はレーザーやレーザーを使った関連製品を海外のサプライヤから輸入し、日本の官公庁や民間企業さんに販売、サポートさせて頂いております。弊社からは経営人財塾に第1期から参加させて頂いており、今年は野村と私の2名で参加させて頂きました。卒業生は7名になります。各々勉強した内容を持ち帰り、鋭意努力の真っ只中です。

ありがたいことに、2回目の記事を担当させて頂くことになりました。前回は坂本先生の本質を見る視点についてお話しさせて頂きました。今回はそれを踏まえて、実際に私がチーム作りに注力したポイントを紹介させて頂きます。

私は3年前から大阪支店の支店長を拝命しておりまして、支店には4名の営業、2名の技術、2名のアシスタントの計8名体制で、毎日の活動を行っております。諸先輩方のお陰様で、皆様真面目な方達で、数字的な目標も毎年達成させていただいております。大変ありがたいことであり、私はその現状に満足しておりました。しかし、一緒に働いてくれている仲間の満足度をヒアリングしてみると、全く不満なく働いている訳ではありませんでした。

そもそも、私もプレーヤー兼マネージャーであり、仲間との対話自体を積極的に設けることが出来て無かったのが正直なところです。それが大きな問題だったと気付いたのは、昨年を通じて、企業訪問や多くの先輩のお話を拝聴したお陰でした。特に、東海バネ工業株式会社の渡辺顧問や株式会社ベルの奥社長が実践されていた、”人は認められて成長する”と言う、人の根っこの部分を、私はきちんと理解出来ていませんでした。

努力頂いた結果に対して、給与を支払う権限を私は持っておりませんが、”有難う”や”助かっている”と言った声掛けは、行うことが出来ます。特に「〇〇をしてくれて有難う」「〇〇が非常に助かっています」と具体的な行動を伝えることが大切だと言うことを学びました。

当たり前のことですが、見えないことは疎かになってしまい、いつの間にかその大切さを忘れてしまっていることが多々あります。会社の仲間のモチベーションを上げるのは、雇用者だけの責任でない事を学べたことは、色んな立場の方達と、同期として机を一緒に出来たからだと思います。改めて関係者の皆様にお礼を申し上げます。

対話の大切さを肝に銘じ、面倒なことこそ意味があることを見つめ直して、今後も支店の運営に役立てていきます。最後になりますが、最近読んだ記事に、印象的なものがありました。その記事には、“物事の側面のみを観察見ると、表と裏に分かれますが、引いてみればそれはコインそのものだ”とありました。重ね合わせた状態は、仏教では無記と表されるそうです。どちらかの側面だけを見るのではなく、全体を俯瞰して、その存在自体を肯定して役立てるには、感謝の念を持って伝え続けること、これも人としてのあり方の一つなのかなと、感じました。そんな私達大阪支店の行動指針を話し合った結果、”当たり前のことを、やり続ける。”というフレーズになりました。また、近況報告させて頂くことを楽しみに、今後も我々の本分を全うして参ります。有難うございました。

人財塾6期生・株式会社日本レーザー・西本 俊行

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