天彦産業 創業150周年  変化の時代に学び、未来へ

株式会社天彦産業の伊藤美保です。

当社は、おかげさまで2025年1月8日に創業150周年を迎えました。

天彦産業は、特殊鋼・ステンレス鋼などの素材や加工品の販売を手掛ける、鉄鋼業界の流通問屋です。

最近のニュースの中で特に印象に残ったのは、日本製鉄によるUSスチール買収に関する橋本会長の会見でした。揺るぎない姿勢を貫くその姿は、まさに「鉄の交渉人」。

橋本会長の座右の銘である 「事上磨錬(じじょうまれん)」 には、「知識や精神は、行動と実践を通じてこそ磨かれる」という意味があるそうです。この言葉の通り、信念を持って決断を下すリーダーシップには、学ぶべき点が多いと改めて感じました。

鉄鋼業界を取り巻く環境は大きく変化しています。

2020年に日鉄日新製鋼が日本製鉄へ吸収合併された後、日本製鉄の生産構造改革によって供給体制が変わり、最適生産のもとで全体の生産量が減少しました。その結果、これまでに経験したことのない材料価格の高騰が続き、私たちの事業もビジネスモデルの再構築を迫られています。

人財塾での学びを通じて、環境の変化に対応するためには、「完全なビジネスモデルは存在せず、常に試行錯誤が必要である」 ことを実感しました。

また、経営において重要なのは、

  1. 事業志向(事業と向き合う)
  2. 社員志向(社員と向き合う)
  3. 幸福志向(社員の視点で見る)

という3つの視点を持つことだと学びました。

事業の永続には、試行錯誤を重ねながらビジネスモデルを構築し、この3つの視点を意識することが不可欠です。

実践を重ねる素晴らしい企業からさらに学びを得ながら、成長していきたいと考えています。

また、坂本先生の講義の中で、日本の明確な社会課題として「食料自給率の低さ」が挙げられたことが強く心に残っています。また、福利厚生の充実や新たな事業の構築においては、社会課題への貢献という視点も重要であると繰り返し強調されていました。

私自身も、「何から始めるべきか?」を模索しながら、学びを深めていきたいと思います。

150年という歴史の通過点に立ちながらも、「永続する企業」としての道を歩み続けるために、「人を大切にする経営」を実践し、一歩ずつ着実に進んでまいります。

人財塾7期生 株式会社天彦産業 伊藤美保

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