よき出逢いを
「つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの」
この詩で有名な詩人で書家の相田みつをさんをご存じの方も多いと思います。私も、彼の言葉が刻まれた独特な書体の詩が好きで、相田みつを美術館にも行ってきました。
大きな「逢」の一文字が特に印象に残っていましたが、後に聞くと、この一文字を書くのに何百枚もの紙を使ったそうです。作品に対して妥協を許さない姿勢が伝わってきます。
そんな相田氏は、書の最高峰のひとつとされる「毎日書道展」に7年連続で入選するなど、技巧派の書家でした。また、彼の詩には、在家のまま学んだ道元禅師の「禅」の教えがベースにあるそうです。さまざまな裏付けとこだわりを持って書かれた作品だからこそ、多くの人を惹きつけるのでしょう。
ちなみに、スティーブ・ジョブズ氏も道元の影響を受けていたそうです。
私は、お世話になっているお客様に、彼の詩が書かれた色紙を額に入れて贈ることがあります。
「その時の出会いが人生を根底から変えることがある よき出逢いを」
「ひとの世のしあわせは人と人とが逢うことからはじまる よき出逢いを」
相田氏の詩には、「出逢い」をテーマにしたものが多くあります。
この度、人財塾での学びを通じて、私も多くの出逢いに恵まれました。
坂本先生をはじめ、コーディネーターの先生方、7期生同期の塾生の皆さま、毎月の講師として登壇してくださった先生方、合宿で訪問した企業の方々、全体研究で取材をさせていただいた企業の皆さまなど、数えきれないほどの出逢いがあり、それらが私の考えを根底から変えてくれたと感じています。
特に、「人を大切にする経営」を実践されている企業を訪問したことは、大きな刺激となり、素晴らしい学びを得る機会となりました。感謝しかありません。
これまでのたくさんの出逢いを大切にしながら、これからも新しい出逢いを楽しみに、「人を大切にする経営」を実践し続けていきたいと思います。
*本当は相田氏の書を直接見ていただきたいのですが、著作権上、SNSでの掲載はNGでした。
相田みつを美術館 ーMitsuo Aida Museumー
興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。
人財塾7期生
関東いすゞ自動車株式会社
遠藤雅宏
コメントを残す