醤油屋女将、東京へ行く ― 人財塾で出会えた仲間と気づき

鷹取醤油株式会社 女将の鷹取順子です。
昨年の4月から一年間、人財塾に通い、何とか卒塾することができました!
この一年を振り返ると、たくさんの「仲間」と「気づき」に支えられてここまで来られたと、心から感じています。

もともと私は、「従業員がやりがいを持って笑顔で働ける会社であれば、きっと業績もついてくるはず」と考えていました。
けれど実際はそう簡単ではなく、どうすれば従業員が笑顔で働けるのか、その答えはなかなか見つからず、ずっと頭にモヤモヤが残っていました。
そんな中、社長や周囲の方たちが人財塾で学ばれた姿を見て、何かヒントを得られるのではないかと思い、思い切って私も入塾することに決めました。

東京に一人で行くことへの不安。
ただ話を聞くだけの研修ではなく、順番に発表することもあると聞いての緊張。
久々の名刺交換すら戸惑うほどで、入塾式の日、不安でいっぱいで臨んだことを今でも覚えています。

講義が始まると、聞きなれない言葉が次々に出てきて、頭の中は「?」だらけ。
グループディスカッションでは、思っていることがあってもなかなか言葉に表せず、自分の力不足を痛感する日々…。
そんな時、「いつかどこかで学んだことが降ってくる!」が私の口癖になっていました(笑)
そして多くの人財塾の先輩方に助けられながら、焦らずじっくりと学びを自分の中に落とし込もうと心がけていました。

毎月、講義が終わるとすぐに新幹線の時間に追われて帰路につく。
そんな慌ただしい時間の中でしたが、合宿やグループ研究、懇親会などを通じて、同期との距離が少しずつ縮まり、気づけば自然と交流が深まっていました。

日々の仕事に加え、レポート提出や企業研究に追われ、「正直、しんどいな」と思うことも幾度となくありました。
しかし、研修に行けば、先生方や同期のみんなから元気をもらえたんです。
みんな優しい!
同じ目的を持った、支え合う雰囲気の中で学べたことは、本当にかけがえのない経験でした。

会社としては、「第15回 日本でいちばん大切にしたい会社大賞」において審査員会特別賞を受賞することができました。
4度目の挑戦でしたが、人財塾での学びが少しずつ実を結び始めていると感じています。
でも、まだまだスタートラインに立ったばかり。
学んだことをしっかりと自分の中に根づかせて、焦らず、一歩ずつ進んでいきたいと思います。

最後にもう一つ、この一年で大きく感じたこと…。
それは、「褒められると嬉しい!!!」ということ。
だからこそ、私も従業員をたくさん褒めて、みんなが笑顔で働ける会社をつくっていきたい!

そんな気づきを与えてくれた人財塾と、大切な仲間たちや先生方に、心から感謝します。

人財塾7期生
鷹取醤油株式会社
女将 鷹取順子

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