人を大切にする経営学会 中小企企業人本経営(EMBA)プログラム第8期6月講義
6月13日(金)、中小企業人本経営(EMBA)プログラム第8期の
6月講義が行われました。
1日目のゲストは、
創援株式会社 代表取締役(一橋大学客員教授)榎戸康二先生、
そして株式会社武蔵境自動車教習所 代表取締役社長 髙橋明希先生でした。
榎戸先生からは、
【経営の「やり方」と「あり方」】というテーマでご講演頂きました。
お話の中で印象深かったのは、前半の経営の「やり方」における
「小さな池の大きな魚」戦略について、
(1)顧客:固有名詞で想定する
(2)商品:強みを徹底的に磨く
(3)マーケティング:スペックではなく、ストーリーを訴える
(4)サービス:先行投資で体制をつくる
(5)人:社員が顧客に感情移入できる環境をつくる
(6)共栄会社:「差別化の源泉」
(7)組織体制:「創って(開発)、造って(製造)、売り(販売)、尽くす(サービス)」
また、後半の経営の「あり方」においては、
「リーダーとして気を付けてきたこと」として、
・経営の「動体視力」を鍛える
・人の「心を動かす」人間力を高める
・ぶれない「思想軸」を確立する
といったお話がありました。
ご自身の体験をもとに、非常にわかりやすく経営観についてお話しくださいました。

続いての髙橋先生の講義では、
まず、経営理念・ビジョン・人事理念等について
一つひとつ大切にされていることをお話しくださいました。
中でも印象的だったのは、経営の柱として
「社員さんが人間的に成長・成功・達成感を感じること」というお考えです。
また、朝礼時に、隣の人と握手をして経営理念を唱和するなど、
仲間意識の醸成のあり方も具体的に示してくださいました。
その他、【成功するビジネスの条件】として、
- 経営理念(文化)
・公私共に経営理念を軸に考える人財を育てる
・経営理念が圧倒的な差別化をつくる
- 人財のイノベーション
・階層ごとのスキル
- 事業のイノベーション
・学びと実践
・現地現物を見るフットワークの軽さ
・自分で考える
- 海外進出での注意
・人を大切にする経営に国境はない
- AIと私たちのビジネス
・自動化の考え方
・人の仕事の考え方
などについても、具体的なエピソードを交え、
非常にわかりやすくお話しくださいました。

2日目の6月14日(土)は坂本先生から終日ゼミ形式で講義を頂きました。
8月の夏合宿(宮崎・福岡 / 島根)の行き先、また、全体研究テーマも決定し、
塾生のみなさんはこれから本格的に学びを深めていきます。
(人を大切にする経営学会 事務局次長 / CH 代表 佐々木 研)
コメントを残す