経営人財塾と出会って

株式会社グッディーホームの比企孝文です。東京都武蔵野市を中心に活動しているリフォーム会社で、現場監督として働いています。
リフォームと言うと大規模な工事を想像する方が多いですが、弊社は網戸の張り替えや水栓交換など、小さな工事も多く対応しており、「街の住医」という言葉を掲げてお客様のお困りごとに日々対応しております。
2024年4月から2025年3月まで、7期生として人財塾に入塾させていただき、坂本先生と多くの講師の方々から「人を大切にする経営」について学ばせていただきました。
毎月の講義の内容は本当に勉強になることばかりでしたが、その中でもとりわけ私の心に刺さった言葉がありました。それは、伊那食品工業株式会社で経営をされていた井上修講師の掃除道のお話の中で出た、「あいつ来ないなぁ。と思うなら、掃除に来るな!」という言葉でした。
なぜその言葉が一番刺さったのか。それはおそらく、これまでの人生で私が何度もそういった考えを持ったことがあり、それを問題視することなく今まで生きてきたからだと思います。
言葉の内容は掃除のことを指していますが、私はこの言葉から「何のためにその行動をしているのですか。掲げた理念にちゃんと腹落ちしていますか。」というメッセージを感じました。
弊社の理念は「リフォームを通じて社会を幸せにする」です。その理念のために日々働いていますが、日常の中では「自分はここまでやっているのに、なんでこの人はやってくれないんだ…」なんて思うこともしばしばあります。
ですが、上記の言葉に出会い、ハッとしました。純粋に理念の実現を目指しているならば、理念実現のために一緒に働いている仲間に対し「なんであの人は…」と思うよりも、「どうしたらあの人にも一緒に頑張ってもらえるかな?」と考えるほうが自然なのではないかと。
もしそう考えないのであれば、それは理念のためではなく、「人に褒められたい」とか、「認められたい」とか、違う何かのために行動してしまっているのではないかとも考えました。
なんだか自分はとんでもない勘違いをしてずっと働き続けてきたのではないかと思い、その時は恥ずかしい気持ちになりましたが、同時に、それに気づかせてくださったこの塾に入塾できて、心の底からよかったなと感じたことをとても覚えています。

とはいえ、知っているのと実践できるのとでは、まったくの別物です。塾卒業後の日々のせわしない業務の中で負の気持ちを抱くことは少なくありませんが、そのたびに上記の言葉が私の脳裏に浮かんできて、反省の機会を今日も与えてくれています。

人財塾7期生
株式会社グッディーホーム
比企孝文

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です