2025年の感動と学びを振り返って
大晦日にあたり、今年1年間の支部フォーラム参加で体験した感動と学びを、少しですが共有させていただきます。
① 1月 東北支部 福島第一原発の見学
高速道路には数キロメートルおきに放射線量の表示。原発の近くの町には、当時のままの廃墟がここかしこに。原発の巨大さ。当時の管制室があった建物と原発の距離が 200~300m。敷地の広大さ。その敷地の中を防護服を着て歩いている作業者の多さ。福島市から参加されていた男性が、朝、家族から本当に行くのかと怪訝な顔をされたという、地元の方々の心境の複雑さ。
② 10月 中国支部 中村ブレイス(株)の視察
義肢装具など製造の島根県の会社。小学校の生徒数が 4人 の過疎地に、石見銀山として世界中に知れ渡ったにぎわいを取り戻す志で会社を設立。全国から就職希望者が来てくれて、現在生徒数は 35人 になり、その内 11人 は社員さんの子ども。当社以外に同じ志の方々が数名。今の運営の仕方では生徒数は間もなく減り始めるので、新たな取り組み。2代目の社長がとてもやさしそう。社員さんのあいさつが、しつけられた感じがなくて、自然に心からあいさつ。後日談:鳥取県で中学校教師をしていた私の兄にこの体験談を話したら、2代目社長とは懇意の仲だった。
③ 10月 関西支部 (株)栄水化学 長村和美社長の講話
尼崎市の掃除の会社。社員から社長に。女性社員・パートから背中を押されて社長就任を決断。全従業員面談。パートに休職制度。休職取得者の 9割 は戻る。家の悩み支援。その子に合った仕事を割り当てる。片親家族のケア。採用は 多メンバー で関わる(条件を言語化。5人全員賛成も条件。親にも説明し見学してもらう)。現場に行くときは経営者らしい服装で来てくれないと自慢ができないとパートから言われ、作業着からスーツに変更。経営理念が社員になかなか浸透しないので、物語にアレンジすると誰にもわかってもらえた。
④ 11月 四国支部 (株)富久 富久吾郎社長の講話
愛媛県の土木・建築・産廃運搬処理などの会社。父親の会社で兄弟とも社員。自分は次男だったが、社員を幸せにする会社にしたいと思い、父親と長男と長男の妻に、次の社長は自分にやらせてくれとお願いし説得。坂本先生のことはその時知らなかった。建機は 49台 で全台オプション付き。超多能工。同業者とは話が合わない。他社は役員報酬をたくさん取ろうとするから設備投資を減らす。施策は陰山建設とそっくりだが、面識はない。
来年の抱負:
① 北海道や中部や九州のフォーラムにも参加し、さらなる感動と学びを得る。
② 松戸に大賞受賞企業を 5社 発掘したいと思っていたら、12月に候補企業に 1社 出会えたので推薦する。
③ 同期生の会社訪問を加速する。
人財塾7期生
ピープル総合経営研究所 大石泰弘

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