「人を大切にする経営学用語事典」の用語紹介

今後、毎週月曜日は、2025年5月に発刊された「人を大切にする経営学用語事典」に掲載の1000用語を、1項目ずつご紹介します。

【アクセルとブレーキ経営】

 アクセルとブレーキ経営とは、自動車に搭載されている基幹ユニットであるアクセルとブレーキをもじった経営用語である。

 ここでいうアクセルとは、企業の前進、成長・拡大を意味し、ブレーキは、逆に企業の前進、成長・拡大を止めるという意味である。

 つまり企業は、自動車と同様、長期間全力で走り続ければ、ドライバーだけではなく自動車本体も金属疲労が発生しやすくなるのだから、人間も機械も途中で意識して減速したり、あるいは、踊り場づくりが必要という意味である。

 また、様々な理由で、企業の成長率が実力以上に高すぎたり、成長スピードが速すぎる場合があるが、これも、自然体の経営ではなく、不自然な経営のため、社員や機械に過度な負担を強いることになる。

 こうした場合も、意識してペースダウンし、自社の実力に応じたバランスのとれた適正な成長軌道に戻すことが必要である。

 企業経営の真の目的・使命は、高い業績の追求・実現ではなく、社員やその家族をはじめとした関係する人々の幸せの追求・実現である。このことを踏まえれば、企業経営も自動車と同様、アクセルとブレーキの両方を意識し、関係する人々が幸せを実感できるバランスのとれた適度な成長と、誰をも犠牲にしない経営こそが重要である。

(第1章「企業経営のあり方に関する用語」より)

 企業の成長・拡大は大切ですが、企業経営の目的が「関係する人々の幸せの追求」である限り、何より「継続」が命です。身の丈に合った慎重かつ冷静な経営判断、その大切さが具体的に伝わってくる用語です。

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(「人を大切にする経営学用語事典」編纂事務局 浅野 隆司)

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