真冬の10分間の打上花火に込めた想い

昨年12/25のクリスマスの日。

静岡市の安倍川河川敷に1200発のサプライズ花火が打ち上がりました。

直前まで降っていた雨があがり、19時30分から10分間の打ち上げ花火。

花火が打ち上がった直後、弊社HPに下記のようなメッセージをアップしました。

 

#####

冬の安倍川に祈りの光を

 

2025年12月25日。

私たちは、静岡市・安倍川河川敷において1200発のサプライズ花火を打ち上げました。

事前の告知を行わず、静かに夜空を彩ったこの花火には、私たちの心からの願いが込められています。

 

「今年の夏、あの賑やかな音が聞こえなかったことが、ずっと心に残っていました」

 

例年、静岡の夏を象徴する「安倍川花火大会」。

しかし今年は、記録的な豪雨により中止となってしまいました。

楽しみにしておられた地域の皆様、そして準備に奔走されていた関係者の皆様の無念な想いに触れ、私たちにできることはないかと考え続けてまいりました。

 

そこで、一年を締めくくるこの時期に、夏の忘れ物を取り戻すような、そして輝かしい新しい年を迎えるための「希望の光」を届けたい。

そんな想いから、クリスマスという特別な夜に、サプライズでの打ち上げを決定いたしました。

 

1,200発に感謝の思いを込めて

一発一発に、地域への感謝と、来年へのエールを込めて。

約10分間の短い時間ではありましたが、静岡の夜空に大輪の花が咲き誇りました。

このクリスマスの夜に、この光を見た皆様が「明日も頑張ろう!」と少しでも温かい気持ちになっていただけたなら、それ以上にうれしいことはありません。

 

最後になりますが、本プロジェクトの趣旨にご理解とご協力を賜りました関係各所の皆様に、厚く御礼申し上げます。

皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

村田ボーリング技研株式会社 社員一同

#####

 

昨年の7月、静岡市民は安倍川花火大会を心待ちにしていました。

 

もともとこの花火大会には戦後の慰霊と復興、という2つの側面がありました。

現在のような花火大会となったのは戦後から数年たった昭和28 年のこと。

昭和20年(1945年)の静岡大空襲などで亡くなった方々への慰霊と、戦後の混乱から立ち直り、静岡を元気づけよう、という市民や地元商店会の強い思いからの始まりでした。

今でも大会当日には、花火の打ち上げに先立ち「戦没者供養祭」が厳かに執り行われており、華やかなエンターテインメントであると同時に、「祈りの花火」という大切な意味を持ち続けています。

 

しかし昨年は、花火大会数日前に記録的な豪雨が降り、花火を上げる中洲が水没となり、静岡市や花火大会実行委員会では、花火大会の中止を開催3日前に発表をしました。

結局、開催予定だった7月19日(土)当日は、雲ひとつない快晴の空。

この日を楽しみにしていた市民や、準備をしてきた実行委員会、そして花火師たちの無念はいかばかりだったでしょうか。

 

「年末にサプライズ花火を打ち上げる」

弊社社長の光生さんが思いを語り、準備が始まりました。

弊社にとってサプライズ花火は2020年にコロナ禍で3年間、花火大会が中止となった際に上げて以来、今回で4回目となります。

2020年のサプライズ花火の際には「コロナ禍に市民の皆様に明るい光を届けたい」という大義名分があり、関係各位の協力もあり、皆様に大変、喜んで頂きました。

しかし、今回なぜ花火を上げるのか。

河川敷を管理する国の役人からの花火大会開催への懸念の声や、地元警察からも「人が集まったら危険なので、SNSなどでこの情報が漏れたらその時点で中止にします」との通知がありました。

2020年当時とはまったく違う環境の中、静岡市と花火師の協力を得ながら、静かに準備は進められてきました。

 

そして当日、打ち上げられた10分間、1200発の花火。

「この花火で少しでも明るい気持ちで年を迎えてほしい」

光生さんの願いや、花火師の思いがこもったサプライズ花火が打ち上がりました。

 

年があけた1月7日。

弊社に1通のハガキが届きました。

差出人不明のハガキには2つのメッセージが書かれていました。

「粋な演出ありがとうございました!! 冬の夜空の花火は空気が澄んでいて綺麗で、クリスマスカラーのものも全て心温まりました」とお母様らしい方。

そしてもうひとつのメッセージには「すてきでした🩷 サプライズありがとう。5さいより🩷」と書かれていました。

 

普段、お世話になっている地域へ恩返しをしたい。

光生さんの真冬の10分間の打上花火に込めた想いが届いた、と感じたうれしい1枚のハガキでした。

 

———————–

本日より人財塾8期生が毎週水曜日に、このブログを担当することとなりました。

先輩たちが築いてきたこの伝統のあるブログに、8期生40名が携わらせていただくことに身の引き締まる思いです。

今後1年間、皆さまどうぞ、よろしくお願いいたします。

(写真撮影:上田龍太郎氏)

人財塾8期生・(村田ボーリング技研株式会社)・浜島直隆

Photo

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です