最近の悪化する雇用状況に思う

 先日、静岡労働局主催の「地方労働審議会」に出席しました。
県内の雇用情勢は急速かつ大幅に悪化していることや、そのための、
対策が説明されました。県内各地の「ハローワーク」へは、
開所時間はるか前から求職者が列をなしているそうです。
 一方、春闘の時期ということもあり、連日のように大企業の労働組合
のベースアップに関する記事がマスコミを賑わしています。
 また、地域の労働需給を客観的に示す有効求人倍率を職種別に見ると、
「生産工」や「事務職」のそれは、極度に低下しているもの、「保安職」
や「介護職」「技術職」等のそれは、依然、2倍以上となっているのです。
 こうしてみると、現象問題と本質問題を正しく峻別し対策を講じないと、
この国は、堂々巡りの状態に陥ると思えてなりません。
今、私たちが決別すべきは「豊かさの貧困」・「ユデガエル現象」
です。           (K・S)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です