野口具秋です。

桜が3月21日に開花宣言されて、昨年より1週間も早い開花宣言だそうだ。世の中どうなっているのかと心配になります。その様な春の陽気に誘われ優良企業研究・視察会は3月17日に実施されました。

向うは「エーワン精密」の山梨県韮崎工場です。私は今回で梅原勝彦相談役と会うのは３度目になります。３度会えば長い、長いお付き合いが可能といいます。

少し遅れて登場した相談役は小さな体に満面の笑みを浮かべ、38年間で初めて2月は単月で赤字になったと「まいった、まいった」と人ごとのようにいう。

工場内の写真撮影は遠慮してくださいと言われていたがアッサリど「ご自由にどこでもどうぞ」と翻える。従業員のやる気までは写せないと断言する。その通り、正しいと感心する。

参加者の方々は「最新の設備で、相当に機械類に投資している」と口を揃えて賞賛する。

鉄人は「5・6年この不景気な状態が続いてもびくともしない」と、どっしりと構えている。今こそ投資の最大のチャンスとホクソ笑んでいる。鉄人は次の時代に備え、着々と準備を始めているのだそうです。目先の経営だけを追いかけているような経営者は、市場競争には勝てませんと断言する。納得。

工場の周りは自然が一杯。梅林の花は散り始めているが、甲斐路は桜とともに桃の花も咲き乱れる、1年を通じて、1番素晴らしい季節を迎えようとしている