偉大なことを成し遂げるのは手作業!

法政大学大学院、坂本光司研究室のブログ、金曜日担当の修士1年の知野 進一郎です。

静岡サテライトキャンパスで、9月22日(月)から11月10日(月)まで8回行われる、師匠・坂本光司先生の「地域経済学」。冒頭のタイトル「偉大なことを成し遂げるのは手作業」は、2回目の授業の際の師匠の言葉だ。大学院の授業は90分、10分の休憩、90分の授業と1回3時間、計8回で24時間。祝祭日でも授業は開催されます。

修士4年の井上竜一郎先輩は4回目の受講で、TA(教授のアシスタント)をつとめる。師匠は毎年、毎回準備をされている。写真の私の準備は5時間かかった。前期の中小企業論でも数時間で30社程のいい会社をインタ-ネットで調べた。手作業は創造的な発想を産むことを実感している。

日本の人口は2010年をピ-クに2008年から2013年の5年間で0.5%減少している。ピ-クの2010年を100とした将来推計人口は、2015年98.9、2020年96.9、2030年91.1、2040年83.8だ。

平成の大合併、首長を続けたい首長の自我と議員を続けたい議員の自我で、2040年に人口が500人を割るところも何カ所かある。国会議員も同罪だ、減らすと言って一向に進まない。選挙で「投票する人はいません」という選択肢があり半数以上あると報酬は半減するような改革をしないとどうしようもない。受講生の中には複数の市会議員と議員の卵もいるので期待したい。

私が住んでいる愛知県長久手市は、人口が増え続ける人口予測だ。2008年から2013年の5年間で10.6%も増えている。2040年には2010年比122.2%。特に首長が素晴らしいとは思わない。むしろ愛知万博を誘致した愛知県知事が素晴らしかったと思う。全国的に廃業が目立つガソリンスタンドは、長久手市と隣接する日進市で5店位増え、小中学校も増設されている。愛知県の中で最も住みたい町は長久手市というアンケ-ト結果もあるそうだ。

一生涯に女性が産む子供の数は1.3人、2.07人にならないと人口が維持できない。数は少ないが人口が増えている市区町村は首長の決断だと思わせる。
子供を3人以上産んだ家庭は税金を無料にするとか、女性があと1人産むかどうかの決断は、旦那のいたわりの一言だけでも決意する女性は増える。常識にとらわれない発想が必要だ。
次回にゼミ生で話し合い共同研究でテ-マが決まる。次の5つが主だ。(1)過去5年間の地域の成長力に関する調査研究、(2)地域の行政コストに関する調査研究、(3)地域の福祉力に関する調査研究、(4)地域の障がい者雇用等に関する調査研究、(5)地域の農業力に関する調査研究。坂本先生は各々解答をお持ちだ。統計を35年間見続けておられる。

この他に、坂本ゼミではゼミ生各自が研究テ-マを持つ。静岡新聞社・中国の浙江日報社から年内に出版予定の「元気印中小企業のタ-ニングポイント(仮称)」、来春出版予定の「いい会社の100の指標(仮称)」の一部を執筆させていただいた。

今月中にゼミ全体で第6次産業の取材とゼミ生有志等での事業承継に関する調査で2社の取材を行う。いずれも、世のため人のため、日本を変えるために!

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「偉大なことを成し遂げるのは手作業!」への1件のフィードバック

  1. 知野さん
    こんにちは!
    静岡SCでの月曜日の坂本先生の授業、2週連続で欠席しなければなりません。
    2週間開けると内容に追いつくこと、難しいなぁと!
    明日の9月6日は島根取材の予定なのですが、台風の影響もあり欠航すれば出席することができるのですが・・・・。