協和グループが考えるCSV

水曜劇団の河崎です。

 今回は株式会社協和が取り組む地域との関わりの一部をご紹介します。

 2012年からスタートした第1次中期経営計画より、弊社のCSV活動としてみちのく未来基金(http://michinoku-mirai.org/)に対し、先の東日本大震災で両親または片方の親御さんをなくされた就学児が、学業の道を絶たれ夢を諦めることのないよう、毎期一定の金額を予算化し協賛しており、予算のほかにもコアコンピタンス製品の『Zワイドルーフ364』の販売数量に応じて1m/円を同基金にお届けしています(ちなみに一般的な住宅に使用されるm数は300mぐらいです)。
社員一同、1円でも多くお役に立てるよう『Zワイドルーフ364』の販売に努力をしています。
まだまだ少ないですが昨年実績が約50万m、今年も2月20日の最終集計では約75万m分の協賛金をお役立ていただける予定です。

 また、秋田県横手市、山形県米沢市、新潟県山古志村、長野県栄村の若い労働力の確保が難しい各地域に、わたしどもの社員がお伺いし、高齢者のお宅の除雪のお手伝いをしています。
株式会社協和にはボランティア休暇なるシステムはありません。
したがって社員は自分の休日を提供することなく、出勤扱いで汗をかくことになります。当然ながら交通費・出張手当も会社負担です。
同取り組みも今期で3年目に突入し、毎年グループ社員450名に募集をかけますが、約90%の社員が手を挙げ応募してくれて、過去2年間に70名、80名それぞれ派遣しています。
応募できない残りの10%の社員も『まだ子供が小さい』等、何らかの事情で参加できないので、実質100%の社員が社会と関わりを持ち、お役に立ちたいと思ってくれています。
 現地で汗をかき社に戻ってきた社員は例外なく感動し、人間的に優しくなって、来年も参加したいと言いながら帰ってきます。
なぜなら、除雪作業はものすごく重労働です。新雪時は300㎏/㎥程度ですが、根雪になり圧縮された雪は700㎏/㎥もの重量です。作業開始時には完全防寒をしていても、30分も経てば皆半袖です。それほどの重労働をして汗をかいても、作業を終了するとその家のおじいさん・おばあさんから感謝の言葉をいただけます。中には涙して『ありがとう』を言ってくれる方もいらっしゃいます。

 
ボクですか?
毎年行ってます。今年もゼミ合宿を控えた2月17日に栄村に行ってきます。
だって自分だけ暖房が効いた部屋で『お前行って来い』なんて社長は許されないから。
というより、あの感動は病みつきになります。

今では弊社の活動に賛同された仕入れ先の皆さんや、お客様が自分にもやらせてくれと言って少しずつではありますが、社外からも参加していただけるようになってきました。
重労働ですが、よろしかったら坂本ゼミの皆様も参加されてみてはいかがでしょうか?何物にも代えがたい感動がキットあると思います。
 二宮尊徳は『経済を忘れた道徳は寝言』であると説いています。
少し現実的な話ですが、80人からの交通費、前日分の宿泊や社員の懇親会費などは300万円を超えてしまいます。もちろん人件費は300万円の外側です。
こうして企業が社会と関係を持ち、お役に立てるのも利益が出ていなければ、なかなかできない活動です。
ステークホルダーである社員、仕入れ先の皆様、お客様、地域社会など本当にありがたいです。

 さて、今回は皆様ご存知のサプライズでビッグなゲストをお呼びしています。是非お楽しみください。

 来週は我が『水曜劇団』の頼れ『ぬ』座長、梅沢吉正またの名を後藤富男さんが登場予定です。

では。またいつか。

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「協和グループが考えるCSV」への2件のフィードバック

  1. 河崎さん
    こんにちは!
    素敵な実践をされているし、とっても素晴らしい社員さんが集まった会社だということが伝わってきます。