グローバル企業のCSR

劇団水曜日の黒崎です。

私は、CSRに関連する仕事をしていますが、衝撃を受ける出来事がありました。

大多数のグローバル企業がサプライヤーのCSR(労働、倫理、環境、安全衛生)を監査しています。
その中で、誰もが知り、多くの人が使っている某社の監査の話です。

児童労働、差別、賃金搾取などを禁止し、労働時間は週60時間以内、7日に1日は空らず休日を取る、残業は1分単位で支払うなど、社員に優しい経営をするよう、日本を含む世界中のサプライヤーを厳しく指導しています。

しかし、到底納得できない指導がありました。

差別禁止の大原則は、「同一労働、同一賃金」です。

それ自体は異論はないのですが、日本式の年功序列賃金はダメ、家族手当もダメだと言うのです。
外国人監査員も、それは日本の慣例で、社員を大切にする施策であることは理解しているのですが、それでもダメだと主張します。

決して賃金を下げろと言っているのではなく、年齢給や家族手当の分も労働に応じて均等に分配せよということです。
全く理解できないことはないのですが、日本の助け合い文化を否定されることは釈然としません。

確かに若いという理由で賃金を低く抑えることは不合理かもしれませんが、「弱者に優しく」を目指す坂本ゼミ生としては納得できない問題です。

皆さんはどう思われますか?

M2 黒崎

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「グローバル企業のCSR」への1件のフィードバック

  1. 黒崎さん
    私も黒崎さんの考えというより日本人の考え方に同感です。
    西洋の没落という名著があります。
    21世紀は東洋の考え方、坂本先生の社員とその家族の考え方でないと外国人も幸せを感じないのではと思います。
    知野 進一郎