急に秋の気配が強まり、長袖がちょうど過ごしやすい季節になりました。このところ大雨や洪水、地震など天変地異が多く、胸を痛めています。何かして差し上げたい。被災された方には心からお見舞い申し上げます。１日も早く、落ち着きと平穏な日が戻りますように願うばかりです。

さて、私たち坂本研究室のメンバーにとって長い夏休みがようやく明けました。昨日は待ちに待ったゼミ再開の日。久しぶりに味わう学生時代のくすぐったいような心弾むひとときでした。ゼミ冒頭1時間の坂本先生の話が心に染み入るようで、さらに有難く響きました。

この夏は感動企業を多数訪問する「合宿」に参加できなかったため、ご心配やご迷惑をおかけしました。だから余計に、先生や皆さんに会いたくて、何人かに近況報告や挨拶をさせていただきました。今回新しく集まったE班にはご縁のある先輩が多く、毎週の活動が楽しみです。

ゼミでの坂本先生の話を聞いてメモを取りつつ、しみじみ感じていました。「ああ、坂本先生の生きた言葉をこうして毎週聞き、学べることがどれだけしあわせなことか。志を同じくするメンバーの存在がどれだけ尊いか」と。

大学で学べるのは、家族の協力や健康なくしては叶わないということを痛感しました。今まで当たり前になっていて、いつからか謙虚さやひたむきさを失い、家族や周囲への感謝の気持ちが欠けていたことも猛省しました。世の中には、大学で学びたくても事情があり通えない人もいます。その方々の分まで、真剣に取り組まなくてはと、色々な気持ちが混ざり合いました。

ゼミ再開の日、帰りは去りがたく、後ろ髪を引かれる思いで帰途につきました。今、ここにいることを大切にしようと気付かせてもらった1日でした。これから、今ここにいることに感謝して、1日1日を大切に、ご縁をつないでいこう。それでは、23日まで続くシルバウィーク、健やかに、そして穏やかにお過ごしください。(福満景子)

※写真は先週開催された「第2回人を大切にする経営学会」の模様。