アズ・ナンバー・ワン

野口具秋です。

米大統領就任式の実況中継を見るはずが、しっかりと寝付いていた。
耳元でワイワイの賜っているのはワイフ殿です。
白人労働者層に焦点を合わせた就任演説は英語でも極めて分かり易い。
世界のリーダーがダーティーな発言とツイッターで、
自由であるべき企業経営に口を出す。
こんなことが人気を呼ぶなら100年の計に立つ政はあり得ない。
立場を傘に着た口先介入は、昔から嫌と言うほど経験してきた。

就任式の記念コンサート、就任式、パレード、そして舞踏会。
華やかな選出が恒例です。
前大統領オバマ氏は就任時支持率84%、トランプ氏は40%です。
気にはしてないいと思うが。不人気をメディアは煽っています。
就任演説会場は、オバマ氏は観衆190万人が熱狂。
片や25万人と超不人気。誰より気にしたのは本人だ。
恒例のコンサートは、誰も辞退して右寄りのカントリー歌手トビー・キース。
何をか言わん。いま一番愛して止まない歌手なのです。
2流扱いされて心が傷ついています。

「空が青かったから 白い色にしました」。
奈良少年刑務所で刑期を務める受刑者の「詩」です。
月に1度指導に当たるのは、奈良在住の作家・詩人の遼美千子さん。
幼いころ、母を叩き、暴力を振るう父から、
母を守ってやれなかった母を書いた詩です。
何歳か不明ですが、母は死の床にあった。
「辛いことがあったら、お母さんは青い空から見守っています」。
少年刑務所の受刑者の対象年齢は17歳から25歳です。

パレード・パレード・パレード固く口を閉ざし、決して誰とも交わらない。
何時も伏し目勝ちに目を決して合わせようとしない。
殺人、強盗、放火、強姦…。半端ではない犯罪歴の集団。
遼さんはクラス全員に感想を求めます。
ポツンと受刑者の1人が、「その気持ち、分かる」。
少しずつ和みが湧くのが分かるのです、と。
教官は、シャバに出てもどこかに手を差し出す人がいることを
信じて生きて行く、と思う。
補作詩され歌になり、上・下2巻の詩集となって出版されたそうです。

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