義鳥(いうう)市にある福田市場

師匠 法政大学大学院 坂本 光司教授が20年ほど前から毎年のように定点観測を続けてきたのが中国の浙江(せっこう)省、義鳥(いうう)市にある福田市場だ。

私も2015年、2016年に続いて参加した。去年は台湾への視察等があり開催されなかった。

一番発展している浙江省の省都・杭州は昨年、G20が開催され、国家の威信をかけて数年前から古い建物を壊して住民には世帯の人数分の多額の費用を支払い、新しい建物を建てさせた、農民は大金持ちになった。古い中国はほとんどなく、ヨーロッパの風景に近い。

野菜、シルク、お茶のメッカだ。野菜、お茶は生活必需品なので豊かになる。空気も国家で電気自動車を勧めていることもあり、PM2.5の目立った問題もなさそうだ。
ただ、G20開催前から開催日までは煙を出す工場等は停止したようだ。

日本は民間主導だが、中国の国家の施策は徹底している。日本は中国に負けて差が開いているのではないかと思った。

アリババの本社があり若さも感じる。

福田市場、3回目なので14時から40分ほど回った時に、私の好奇心は湧いて来なかった。
アメリカ・カナダやヨーロッパに行ってホームセンターを見て新しい発見があったが、10年程前は、日本にもあり万国共通の世の中になったと思ったが、その時と同じ感じだった。

日本のことを知っている中国人ガイドさんと集合時刻の17時前の15時に集合場所のホテルでガイドさんに話しを聞いた。

福田市場は、極端に値段は安いが、夫婦を主に少数の人数のお店は、多くは工場を持っており中間マージンがないので、安くできるようだ。

夫婦と小学生の子どもがいる店も多いが、ガイドさんによるとお金持ちが多いという。
もう一つの共通点は、大学へは行っていない人が多いという。
ハングリー精神はここから生まれると思う。

訪問した人に優しい経営をする、双童ストロ-さんと中南グループの創業者は共に小学校しか卒業していない。

日本は中国に技術は後れていて追いつけないと思った。

帰国して録画したテレビ番組を見た。

19日に放映した「プロフェッショナル」、新しい仕事スペシャルはワクワクした。
日本人も何度か世界チャンビオンになっている。
こんな日本人が世の中を変えると思った。

日本を停滞させるもの、バブルまでは良かったが、
官僚と政治家と民間の大手の3者の既得権を創造的破壊をしないと日本の未来はないと思う。
新エネルギーも原子力を既得権を得た3者が都合の良いように消し去っている。
残念ながらプロフェッショナルの再放送はNHKの予算関連でなくなった。
早い段階での再放送を期待したい。

1人目.ユーチューバー・HIKAKIN
そこらへんの、兄ちゃん

制作した動画の総再生回数79億回以上、チャンネル総登録者数1,100万人を超え、日本トップを誇るユーチューバー、HIKAKIN(ヒカキン)28歳。
その成功は、日々のたゆまぬ努力で成し遂げられている。
こだわりをとことん追求するため企画から出演、撮影、編集までを一人で行い、1年365日、ほぼ1日中仕事をしている。
動画を作る上で大切にしているのが、視聴者と同じ立場で率直にものを言い、演出もあえて作り込まず、「リアル」であること。「そこらへんにいそうな兄ちゃん」みたいに身近であることこそが、視聴者の共感を生むと考える。
決して楽しいことだけじゃない日常の中で、元気な自分を見てもらい、クスッと笑ってもらうことを目指す。

2人目.プロゲーマー・梅原大吾
自分が、本気で楽しむ

コンピューターゲームで対戦することを生業(なりわい)とする「プロゲーマー」梅原大吾(うめはらだいご)、36歳。
梅原たちが活躍する業界は、「エレクトロニックスポーツ(eスポーツ)」と呼ばれ、オリンピック種目の候補に上がるほど注目されている。
梅原は日々、プロやアマチュア上級者が集まる練習場で対戦を重ねながら、自宅で一人、自分なりの戦略を研究していく。
格闘ゲームのキャラクターには、ゲーム開発者によって、強みや弱みが設定され、戦い方の特性も決まっている。
だが梅原は、地道な研究を積み重ねて、開発者も意図しないような予想外の戦略を見つけ出すことを大事にしている。

「見ている観客を喜ばせることが、この仕事のゴール。当たり前でない、誰もが意図しない予想外の戦い方を見せることで、観客は楽しむ」と梅原は考える。
そしてそうした戦い方は、自身が本気でゲームを楽しんでいるときこそ生まれるのだという。
今や注目の「新たな仕事」。
だが8年前にプロゲーマーの道へ進むとき、梅原には葛藤があった。

10代の頃から格闘ゲームの世界で頭角をあらわすも、世間からは評価されないゲームというものを生業にすることにためらい、職を転々とした末に、一度は介護の仕事についた。28歳の時、アメリカの大手ゲーム機器メーカーからスポンサー契約の話が舞い込み、プロとなる可能性が開けたときも、最初は断った。
しかし、数か月悩んだ末、プロゲーマーになることを決意。やがて自分の個性が生かせる仕事につけたことを、ありがたいと実感するようになった。
梅原に続き、日本でもプロゲーマーになる若者が増えつつあり、新たな業界の未来が開かれつつある。

3人目.データサイエンティスト・河本薫
最後に考えるのは、人間

今世紀最も魅力的な職業と称される「データサイエンティスト」。
ビッグデータと呼ばれるような日々膨大に生まれるデータを分析し、ビジネスに革命を起こすアイデアを生み出す。
日本の先駆者と言われるのが、河本薫(かわもとかおる)、51歳だ。

河本たちの現場では、今、データ分析に人工知能(AI)をツールとして使用する機会が増えてきている。
AIはこれまでの解析方法に比べ、圧倒的にスピードが速く、時に、人間が何年もかかるような分析を15分ほどで行うこともできるという。
だが、その解析スピードが速いゆえに、なぜその結論が導き出されたのかを人間が理解するのは難しく、人間にとっての「ブラックボックス」が生まれてしまうことがある。
河本は、AIが導入されたとしても、それを理解し、その時々で使うべきかどうかを最後に判断するのは人間であり、今後ますます技術が発達しても、依然として人間の役割は重要だと考えている。

番組のHPの写真も添付した。

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