伊那食品様を訪問して
人財塾第二期の小栗と申します。
先日「伊那食品」様を仲間と訪問させて頂きました。7月から転勤決定で全く余裕もなかったのですが、塚越会長ともお会いできるとのことで行きました。
「百聞は一見に如かず」とはよく言ったものですが、見ても理解できないこともある(笑)
本や知識で知っているつもりになっていて、見に行ってみたら想像を超えて理解不能(笑)
理解できないときは? そう「感じる」しかないですよね。
一生懸命頭で理解しようとするけれど、出てくる言葉が想像を超えていくのです。
「さぼる人はいないのですか?」→「え?さぼる人がいるんですか!?」
「組織間の壁はないのですか?」→「組織の壁ってなんですか!?」
と会話にならないのです(笑)
いきなり何の前触れもなく、3人の社員が呼ばれて、社長の横に座って「さあ、質問に答えて」と言われて、皆様なら遠慮なく笑顔で話ができますか?
そこに流れている温かい空気感や信頼関係は普通の会社員では到底理解できない世界観。
「ああ、ここは社員にとって、本当に安心安全の場なんだなあ」と感じました。
この3人が特別社員なのではと、ショップで若い子や、御年配の方にもさりげなく聞いてみました。
「この会社のいいところですか?人がみんな本当に優しいのと、距離感が近い。本当にびっくりするくらい社員を大事にしてくれます。」
「研修ですか?特にないですよー だって先輩みてたら一番勉強になりますから‼️ー」
「あの子、2年目同期です。笑顔最高ですよね!」と最高の笑顔でこたえます。
「え?会社いきたくないとき??うーん、正直いえば、なくはないですよ」と言われてちょっとだけほっとしました(笑)
東京ドーム2つ分、の広大な敷地内、ごみ一つ落ちていない。
木々の緑美しく、色あざやかに花が咲き、風が気持ちよく、何回も深呼吸する。
あちこちを切り取っても絵画のよう。
「アートだな」と、五感が刺激される感覚
最近は、NYの上場企業の最先端の経営者は美術館に通うといいます。
ここへ連れてきたら興奮、感激するだろうなあと思います。
これだけ感性が刺激されるところにいて、感性が磨かれないはずがない。
こんな環境にいて優しくなれないわけはない。
こんな環境で生み出される製品に悪いものがあるはずがないと感覚でわかる。
塚越会長の話は、書き出したら止まらないです。
ぜひ「末広がりのいい会社をつくる」を拝読してほしいなと思います。
ある十分いい会社だと思う食品会社の社長が、
「あまりに凄すぎて何から実施したらいいのでしょうか」という質問に、少し間をおいて笑顔で「ご自分の社員を、徹底的に大事になさってはいかがですか」という答えに痺れました。
この方がいうからこそ、圧倒的な説得力がある。
「管理職に求めることは、社員のみんなが不安に思うことはないか、聞き出し、気づき働く環境をとにかく考え整えること」という素敵なアドバイスをいただいたので、肝に銘じます。
大企業でもやれることはいっぱいある!
7月からの異動先、また一つの部を任される前に、いい学びになりました。
最後に師匠によく言われる言葉を。
「素敵なことを学んで実践しないのは、学んでないことと同じ。実践がすべて!」
人を大切にする経営学会人財塾 小栗 健吾
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