お気に入りの場所

野口具秋です。

法政大学に足を突っ込み丸4年が過ぎてしまった。
今更と気が狂ったのかと、周りに変人扱いをされ、
何より私自身が一番驚いています。
夜間大学院であり、学部生の知り合いも、とっくに卒業してしまい
日中の学内は一人ぼっちで過ごします。
守衛さんには必ず挨拶をすることにしています。
猫が住みついていれば、手なずけたいと常々考えています。

広いキャンパスです。あちこちでパフォーマンスが行われています。
学生運動家が正門前で演説を行っています。
理路不鮮明で全く下手です。
「2千人デモの大勝利」というので、数を数えると50人もいません。
警備の警官のほうが多いのです。
夕刻まで過ごす好きな場所を私は2か所用意しています。
ゆったりとロハスな時間を過ごすのです。

58号館の2階にレストランがあります。
学内ではここが一番ですと学部生がそっと教えてくれました。
揚げたてコロッケやとんカツを出してくれます。値段は400円位。
もちろん肉より衣のほうが倍ほど厚くなっています。
窓枠の向こうは靖国神社の緑が広がり、
陽光を受けた木々はきらきら光り輝き飽きることはありません。

何冊か本を何時も携帯しています。
政策創造のある安信ビル6階の窓際の椅子に腰かけます。
小ぶりの窓枠越しにお濠と土手の木立、線路が見えます。
額のようなガラス窓に遮断され街の騒音は登ってきません。
お濠沿いを長い編成の電車が数十秒間隔で通り過ぎて行きます。
それだけで平和な気分を味わえます。
のんびりした日常が流れて行きます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です