非常時におけるtwitterの使い方を考える
先日はネットの力を痛感しました。
電話がほぼつながらない状態になっている中で,安否の確認や交通機関の情報通知などでtwitterが威力を発揮した形になったと思います。
…ただし,残念ながらデマなどもあり,その拡散するスピードを見ているととても怖くなります。
というわけで,僕は以下の点に気をつけてtwitter(を含むネットツール)を使うべきだと考えています。
1. RTするときには情報の中身について最初に考える
デマを拡散する手先にならないためには,
「その情報が信頼できるところからのものなのか」
「その情報を流してどんなメリットがあるのか」
をまず最初に考えた方がいいと思います。
今回の地震の場合,「~で誰かが助けを求めている」というツイートがかなり流れましたが,結局のところ事実だったのかどうか明らかにされていません。
また,この手のツイートを拡散したところで,実際に現場へ行って行動できる方はほんのわずかです。
気持ちはわかりますがツイートの影響を考えるとRTすべきではないかもしれません。
2. 公式RTを活用する
もし情報源の信頼性が明らかで(公的なアカウントからの情報や,実際に自分が見た事実など),流した方がいいと判断したツイートは,コメント付きでなく公式RTとしてツイートした方がいいでしょう。
RTの問題点として,事実が間違っている情報も流れてしまうという危険性もさることながら,すでに問題が解消されてしまっても拡散が止まらないと言うことがあります。
たとえば,「都心部の電車がすべて運転見合わせ」というのも,今日はあてはまりません。
公式RTの場合,オリジナルのツイートが消去されれば自動的にRTも消去されます。コメント付きでRTした場合には,流した人が手動で消去するか「現在では解決しました」というツイートを流す必要があります。
あとは,必ず情報源と日時を記載すればいいでしょう。
twitterなどのツールは非常に使いやすくて便利ですが,その反面まったく同じ特長が逆に短所となって現れることもあります。
まずは,自分でその情報を確認してから行動できるようになりたいですね。
僕も油断するとうっかりRTしそうになるので,戒めとして書いてみました。
力になりたいという気持ちはわかりますが,不確定情報に流されずにあえて平静さを保ちつつ「何もしない」ことも協力できることの一つだと思います。
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