ボランティア活動

野口具秋です。

ワイフが山形市に住む息子と話をしている。社会人2年生である。
車で1時間ほどの仙台市までボランティア活動に出かけている。
道路を塞ぐ多量のがれきは片づけられ、通行に支障はない。
活動は家宅の中の膨大なごみの片づけだ。
町の素凄まじい匂いとヘドロの山、毛穴・耳・鼻・眼から抜けない
ほこりに驚くのだそうだ。

仙台の青葉城のそばに住む友人から切羽詰まった電話が入る。
その声に一瞬たじろぐ。震災直後の電話で無事を確認している。
余震でやられたか。単1と単2の電池を探して送ってほしいと言う。
そんなもの東京でも同じだ。
片端から電話して遠くにいる私まで依頼の手を伸ばしたのだろう。
我が家も在庫ゼロなのです。

清水銀座に住む大学の同級生が震災地・いわきにトラックで乗り付け、
立ち入り禁止の看板が林立する20キロ圏内の田村市に突入した。
看板を掘り投げビニール合羽で防御しながら。
多量の蜂蜜を若いお母さんらに届けたようです。
くたくたになって、しばらくは、ぐったりの日だったようです。
頑張りました。凄い!

ワイフがネットで懸命に電池を探してくれた。
若者のボランティア活動は目を見張る。
立石君は早くに旭市に出かけた。
長渕剛が2,800人の松島基地自衛隊員の前で、ギター1本で6曲唄った。
28機の戦闘機と隊員1人が失われた。
小さな勇気を合わせると大きな力になることを信じて
日本人みんなが頑張る。

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