4年に一度
野口具秋です。
エレベーターで出会った女性は中学時代のミスマドンナです。
若く未亡人となり、今日は同級生同士の2人連れです。
2人の間の空気が違います。
66歳を超えて、幸せにたどりついたようです。
4年に一度のイベントです。
若やいで伸びた背中が眩しく、明るく「久しぶり」を言います。
痩せたな。ガンでも患ったのか?
その通り。4年後は死んでいる。今回が最後だ。
ビュッフェスタイルをいいことに、
バーカウンターでポツンと飲んでいると
誰も寄って来て声もかけていかない。
元々人気が無いのか、そんなもんだと、
チビリチビリ赤ワインのグラスを眺めながら呑む。
日頃、話好きとしては良い喉の休養になるだろうと呟きます。
それにしても、年の割によく食べる奴らばかりです。
遅れて行ったこともあるが、
料理を手にすると皿の底ばかり見えている。
寿司が運ばれて来たので勝負!と決心。
瞬時に半分くらいなくなる。
バーテンダーの女性と話をしたら
「中々のもんです」と褒めてくれした。
たった1人の幼な友達と西新宿・思いで横丁に
いつものように出掛けます。
暖簾をくぐると、土砂降りの大雨となりました。
ダチもディープな店の新規開拓を怠たっていません。
おばあちゃんが100歳です。
昭和30年代の50円チャーハンの話をすると
芋のつる天丼の話をしてくれました。
この横丁は戦直後の雑踏が残っているのです。
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