特例子会社ではなく、重度知的障がい者を雇用し、優しく厳しく指導するリーダー
皆様こんにちは、佐藤浩司です。
今週火曜日、高島屋横浜店様に行ってまいりました。
担当は、大橋恵子様です。大橋様は、以前は、支援学校の先生をなさっていたようです。障がい者雇用を行いたいということで、企業へ天職、別の企業1社勤務をへて、2007年より、高島屋の現在のワーキングチームの立ち上げから、従事されていらっしゃいます。
担当者熱い想いが重要と改めて思いました。
平成24年5月現在、知的24名(重度11名)、精神1名の合計25名。重度の方も44%いらっしゃるにもかかわらず、特例子会社ではなく、ワーキングチームで行なっているところに存在理由があると思います。
仕事は、150種類で多くあるのですが、サポート人数も極力少ないためでもありますが、社内への告知は、足りていななく、もっと彼らが活躍できる仕事がある。とおっしゃっております。また、ワーキングチームの存在も仕事能力もさほど知られていない。どう扱って良いか解らなく、仕事をワーキングチームに依頼されていないのが現状のようで、「提案、提案」を常に会社に続けてこられたそうです。
現場社員含め、会社に知って認めて頂くために、障がい者と触れ合う就業体験(視察受け入れ兼ね)を積極的におこなっていらっしゃいます。平成24年12月現在で、延人数役2000名の方の体験。生産性向上のための職務開発及び、研修や検定での技能向上を月に1度は行い、鍛錬していることも、素晴らしい取組です。
その成果また特徴の1つとして、平成24年度障害者雇用職場改善好事例で、厚生労働大臣賞を受賞という誇りも頂き、ワーキングチームのモチベーションは高いのですが、人事部にワーキングチーム部署があり、重度の知的障がい者の方が一緒に働いていることです。
特徴の2つ目は、生活指導も行なっている取組で、仕事内容、趣味、一週間、今後の目標、仕事で良かったことを見学者に本人(Uさん)が説明を行っていることです。そして、時折英語や手話を交えながら行うのです。
特徴の3つ目は、説明だけではなく、個人の生活にも直結すること、具体的には、お小遣い長をつけて、金銭感覚をみにつけさせていること、親元を離れ、グループホームで暮らし、生活力を身につけているところです。
私もUさんに負けないように多少の英語と手話は身につけ、次回は手話で会話できるようにはならないと恥ずかしいですよね。また視察の機会をいただきましたら、彼らの成長を追って視察、もしくは、取組を紹介をさせて頂きたく、感謝の気持ちでいっぱいです。このご恩を何とか恩返しできるように。感動と敬服で、清々しい気分になりました。
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