NPRを御存知ですか?
単純に情報を得るうえでも、ビジネス上でも「英語」の世界共通語としての役割が高まっています。楽天やファーストリテイリングでは英語を社内共通語とすると伝えられていますし、新卒採用ではTOIECの点数が目安となり、ソフトバンクでは730点、ヤマト運輸やNTT東日本では700点とされているようです。(TOEICは基本的にヒアリング/リーディングだけなので練習次第で高得点を取れます。その秘訣を知りたい人は、当方まで)。
ところで、NPRをご存知ですか?これはNational Public Radioの略称です。海外在住のアメリカ人向けの公共ラジオ放送です。当然、英語(米語)による放送です。AM放送で、周波数は85KHzぐらいでしょうか(AFNが番組としてNPRを入れているようです。詳しくは、http://www.npr.org)。わたしは、チャネルをまわしている時に、偶然にもこの放送にであいました。職業上早起症であったのに、最近は老人性早起症が加わって、早朝だけ聞いています。よく聞くのは火曜~土曜(朝4:00~5:00)の「Talk of the Nation」です。これはトーク番組で話題は政治、経済、国際問題、文学、音楽その他極めて広い。出演者は「キャスター」「パネラー(ゲスト)」「ニュースリーダー」「レポーター」です。番組では初めの5分程度はニュース。これはNHKなどとは違って、「ニュースリーダー」がヘッドラインを読み、NPRのレポーター(その分野を専門とする記者)が取材内容を30秒程度でコンパクトに話します。その後は、まず35分ぐらいの時間配分である話題について、キャスター、パネラー(ゲスト)が論点を簡単にまとめ、聴取者が電話/メールで質問し、それに対してパネラーが答えるという流れで進みます。残りの20分ぐらいで、もう一つの話題に移ります(パネラーは交代)。なお、土曜日(アメリカでは金曜日)は“Science Friday”で医学、物理、化学、宇宙その他科学全般に関する話題です。ゼミ生の皆様にも早起きして(あるいは、録音して)お聞きになることをお勧めします。
この番組を聞くことの利点は次のようなところでしょうか。①First Hand Informationが得られること。アメリカで話題となっている情報を日本人の特派員の判断を介さずに得られる。②出演者が高い専門性を持つことが認識できること。キャスターの仕切り力、パネラーのその分野における専門性の水準の高さは印象的です。女性のキャスター(メインキャスターの代打として出てきます)、パネラーの登場も多く、アメリカでは多くの女性が専門的分野で活躍しているのがわかります。女性の経営者のゼミ生の皆様にはとても心強いのではないかと思います。因みに、ニュースの部分でWashington Correspondent(レポーター)として、日本人/日系人だと思いますが、「ユキ ノグチ」なる女性の方が時々出てきて、政治・経済についてコメントします。③アメリカの健全な中間層の分厚さがわかること。「Talk of the Nation」では聴取者の質問を電話/メールで受け付け(勿論、あなたも質問できる)、「パネラー」が答えます。「政治、経済、国際問題などがメイントピックの真面目な番組」にもかかわらず(お笑い芸人は出てきませんし、顔は見えませんが“女子アナ”もいないと思います)、聴取者からの質問が続きます。アメリカの中間層の政治/経済/国際問題/社会問題などに対する関心の高さがしのばれます。④これは、ついでのことですが、この番組を聞く人の英語力の維持/向上がはかれること。人それぞれの実力によるので、保証はしかねますが、通常(?)であればすぐにTOEIC900点レベルに届きます。(しおいり)
塩入さん
こんにちは!
>保証はしかねますが、通常(?)であればすぐにTOEIC900点レベルに届きます。
ということは塩入さんは900点レベルにあるということですね(^^)
凄いなぁ!!