付加価値の高いビジネスモデル探し
研究生笹尾です。
今年の夏に、福島県で障がい者雇用率連続NO.1(雇用率33.6%)の企業、クラロン様(学校の体操着を中心としたスポーツウェアの製造、販売会社)にインタビューに伺いました。雇用してほしいと門戸をたたいた障がい者の方を
ほぼ、すべて受けいれ、社員雇用し、かつ、最低自給を払っていらっしゃいます。仕事や職場になじむために、1年から、2年かけて、コミュニケーションや関わりを工夫し、(マンツーマン指導の場合もあります)育成しています。
また、会社から脱走を繰り返す方のために、「お母さんが、ここでやとっていただかなかったら、この子の働くところは一生ないのです。私も今の仕事をやめてこの子を見守りますから、私もここで働かせてください」という懇願に、全く採用計画はないにも関わらず、親子とも採用された等等のエピソードは本当にたくさんあり、社長の「家族なんですよ。本当にかわいい子供なのですよ」と何度もおっしゃる言葉に圧倒されてました。
私は、民間の企業、それも比較的成長産業に、約30年身をおいていましたので、社長の価値感よりももっと深い倫理観の違いに、ただただ圧倒されたのでした。その日以来、どうしたら、収益を出し続けながら、このような経営ができるのだろうか?と考え続けています。
仕事を標準化し、生産性を向上するということは、もちろんですが、障がい者の方を健常者の方と同様に受け入れても可能な、付加価値の高い、収益性の高いビジネスおよびビジネスモデルを見つけることがまず必要なのではないかと思いました。
私は、今後、このようなビジネスの切り口をたくさん探していきたいと思っています。
笹尾さん
こんにちは!
坂本ゼミに入っての学びをいかに自社に落とし込むということを考えなくてはと思っております。
何かみつかりますように・・・・。