凄い人財を輩出している平成世代、彼らを活かす経営
昨日成人式でした。
いわゆる「ゆとり世代」です。
一般的にはヤワにみられる向きがありますが、平成生まれの世代は傑出した人物が出始めていると感じています。
平成元年生まれのサッカーの香川選手あたりからスポーツ界ではすでにワールドクラスで活躍している若者たちをたくさん輩出しています。
近年に至っては、体操界の白井選手、フィギュアの羽生選手、ジャンプの沙羅選手などさらに若い10代の世代が、世界で戦うというレベルを超え世界王者にまでなる大活躍をみせてくれいます。
「団塊の世代」「新人類世代」につぐ、新たな「平成世代」が現出してきたのです。
突出した世代が出てきた時、社会のあらゆる面で影響を及ぼしてきた経緯があります。
今は「平成世代」の分析を十分にして企業経営をしていくことが、この先の持続可能性に大きく影響を与えることになるのは確実で無いかと考えます。
「平成世代」とはいかなる時代を生きてきたのでしょう。
『日経ビジネス』では「平成生まれの衝撃」という特集がされていて、平成世代の特徴についてこう取り上げていました。
●少子化進展で大学は誰でも入れる「全入時代」となり過激な受験競争を知らない。
●バブル景気を知らず、「1億総中流」という前提条件が瓦解する社会に生きてきた。
●小学生から「ケータイ」を持ち、「パソコン」「インターネット」が当たり前の環境で育った。
●大量消費に縁がなく、ブランドの車や時計など、高額商品をローンを組んで買いたいと思わない。
●物に溢れた社会で生まれ育ってきたので、社会に対する不満や物足りなさがない。
●等身大で、他人に自分を過剰に大きく見せようとしない。
●金儲け主義を嫌い、社会に役立つことで自分の存在価値を見出している。
●ギラギラした野望を抱かず、調和を好む。
いい点だけをとらえていくと物欲は高くなく、役に立つ、必要とされる精神的な幸せ軸に価値観を見出し、重きを置いているということになります。
相手を蹴落とすといった自分さえよければいいという利己性が低く、チームワークを大切にしようという動機が強いということもうかがえます。
また、以前見たNHKの討論番組では、この世代は「ダメ出し」ではなく「ポジ出し」により価値を感じているということでした。つまり、相手の強味や長所をみて褒めていくことを良しとしているという訳です。
こうしてみてくると、やはり「平成世代」は人を大切にする経営で人材育成の根幹となる人間力について、これまでの世代に比べるとすでに兼ね備えて育ってきたというひとつの分析が出来ます。
つまり、「人を大切にする経営」を実践している会社には、平成世代は自然にマッチングして可能性をどんどん高めていき、企業全体に好影響を与えていくことになるのです。
逆にブラック企業では・・・・くどくど言う必要もないでしょう。さらにたくさんのうつ病者や離職者であふれてきます。
そして10年後、もう決定的な差が生じていることでしょう。
その時、誰もが人本主義社会が本当に到来したと口にするようになるでしょう。
このブログをご覧になっている経営者の皆さん、本気で「人を大切にする経営」に取り組んでいってください。
平成世代を大いに伸ばす、これがこれから企業の持続可能性を高めていくことになります。
長くなりましたが、傑出人財はスポーツの世界だけではありません。
なんと16歳という史上最年少で公認会計士に合格した人財もこの平成世代は輩出しています。
http://weblog.hochi.co.jp/tajihouronn/2010/11/post-3852.html
受験テクニックではなく「人間を磨くこと」がもっとも成功した要因と挙げています。
経営の軸として何をしていけばよいのか、これほどわかりやすいこともにないでしょう。
前途洋洋です。
小林秀司
小林さん
こんばんは!
弊社は良い社風にして行く初年度と位置づけし、坂本ゼミで学んだことを少しでも取り入れて行きたいと思っています。
まずは自分を磨くことからですね。
村田さん
いいですね!素晴らしいです。
ご支援できることがたくさんあると思います。
ご遠慮なく相談してください。