「世のため人のために」
坂本ゼミ生の頃、坂本光司先生の口癖の一つが「世のため人のため」でした。
初めて聞いた時は、正直言って、「何ですか、それ?」という感じでした(失笑)。そんな私でした。
しかし、先生の中小企業論やゼミ講義、視察や合宿などを通して、世のため人のために、を存在目的に心から取り入れている経営者、会社を多く知るにつれ、腹黒の私でもだんだん染まっていきました。誰と一緒にいるか、どんな環境にいるかで、人は変わるものですね。
坂本先生が挙げる優良企業の経営者20の特徴の一番目にも、世のため人のために、が入っています。ここから始まる、という気がします。
「規模の大小を問わず、企業はどうあるべきか、自社は何を通じて『世のため人のために』貢献するかといった、確固たる信念を有している。」
経営者の意識に「世のため人のために」を加えると、グンと成長するようです。ダメダメ経営者や企業が、「世のため人のために」を目的に取り入れてピカピカ経営者や優良企業に転換した例を多く知っています。
以下は、本田の感想ですが、人の意識、脳の働き、心の力、そのような目に見えない思考・感情が、パフォーマンスに影響を与えるからだと思います。
スポーツの例を挙げると、震災で被災した方々のために、優勝で勇気づける、とした、なでしこジャパン。台風被害に遭われた方々のために勝利して元気づけたい、とした日本ラグビーチームさくら。など多く聞きます。
他者を元気にする、勇気づける、力を与える、幸せにする、ために、自社は、○○を提供する。
俄然、心が燃えてきます。
昔の日本人は、このことを知っていたようです。
三方よし、という言葉がありました。
世のため人のために、の意識を強くなさると、潜在意識があなたを助けてくれます。
世のため人のために、の意識を強くなさると、つまり、志を持つと、世の中が応援してくれます。人情なんだなと思います。
釈迦に説法ですが、、、
人は主体変容で変われます。
会社も主体変容で変われます。
「規模の大小を問わず、企業はどうあるべきか、自社は何を通じて『世のため人のために』貢献するかといった、確固たる信念を有している。」
ここから始まる。
挑戦されてください。
ワクワクな人生が開けます。
(人を大切にする経営学会 本田佳世子)
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