九州の特別支援学級の女性の先生
師匠の坂本光司先生の「日本でいちばん大切にしたい会社」7が発刊された。
2008年に発刊され当初は注目されず数か月後に会社の目的は「社員とその家族」を第一に関連する全ての人々を幸せにすること」が徐々に広がっていった。
コロナで不安がある中、会社の目的を改めて思うと良かったと思う人もいるが俺の考え方が間違っていた。ピンチをチャンスとして起業する方もでてくる。
六星さん。最初に訪問したのは5年前だが、50名の目が見えなかったり見えにくい方が、蜆塚・半田の2つの働く場で笑顔で働いていることは信じられなかった。一昨年、一人一人に点字名刺を渡した。名刺の表裏、上下は凹がないとわからないと気づいた。
点字は目が見えない方と見えにくい方二人で効率は悪いが1枚1枚名刺に点字を気持ちを込めて入れていく。
色々な方をお連れしたが、昨年末に九州の特別支援学級の女性の先生をお連れした。
六星さんに着くまでに「教えて育てる教育ではなく、考えさせて育てる共育にしてほしい」、教員はこうあるべきだと言う考えが強すぎるし全ての教科の満点を目指すが一人一人の長所だけ伸ばしてと感じていたからだ。
生徒は一人だけの小六で難聴だが絵や釣りにめちゃくちゃ興味があり「小六で地元の釣りを職業にして起業は可能」と話した。
日曜日であったが斯波理事長からは3時間に渡って話しをしていただいた。
そのあとの授業が劇的に変わったようだ。彼女からだ。
「公立小中学校の特別支援学級の授業では、障害種に関わらず子どもたちの教育課程は一般的には通常学級のカリキュラムに沿って教科書の学びを中心にすることが多いのです。特別支援が必要な子どもに合わせて、通常学級のカリキュラムをベースにして学習するということが準ずる教育として全国津々浦々で行われています。
私は、12月の六星の取材を終えて今の特別支援学級の授業を変えていこうと決心しました。子どもが、どのように社会と接点を持ち子供自身が自分が学びたいことを考え学ぶのかということを中心に授業を切り替えました。細かいことは省きますが、特別支援の子どもだからこそ、子どもの興味関心が高い分野を足掛かりにして地域の産業と結びつくように考えました。そして、「総合的な学習の時間」を使って学ぶ時間を確保しました。
子どもが、学びたいことに没頭できるというのは極めてシンプルでありながら強力なパワーを発揮できるものだということを今回の取り組みで子どもの姿から学びました。やらされるのではなく、自分たちが作り上げていくという自覚を持つことによって子どもは大きく成長します。
特別支援教育は、個々の学び方をサポートしながら自立に向けた学びの保証をしていきます。今回、地域の企業と結びつくことによって地域で活躍できる人材育成にもなっていくとも思いました。そして、それは生きる力に直結する学びだと私は考えています。「考えさせて育てる教育」と「起業する」という視点をお二人から与えられたことによって授業改革の道は少なからず開けたように私自身は思っています。」
斯波理事長
「素晴らしい!この子たちの成長が楽しみですね。教師は、いかにたくさんの選択肢を提示することができるかが問われますね。それが選択するチカラをつけることになるのですね。世の中いろんな人がいる、いろんな物、ことがあることを子どもたちに知らせたい。そうすると子どもたちは優しく、強くなると思います。例えば、いじめられても「そういう人がいる、いろんな人の中には!」と考えられるようになります。
ウイズ半田は、多くの人たちが、電車、バスで通所していますので、混雑を避け30分遅れで乗るようにしています!手洗いと消毒の徹底です。」
女性の先生は市の特別支援学校学級の先生方も巻き込んで情報交換をしている。
私の妻がマグネットわんこを持っていた。?と思っていたが、最初に私が訪問した時に妻に渡したものだった。2回目の訪問時に涙した。
「人を大切にする経営学会」
中部支部
知野 進一郎
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