優しい会社は幸せホルモンが漂う

優しい会社は幸せホルモンが漂う

幸せホルモン=オキシトシンは好きな人やモノ等すべて良いようだ。

師匠の坂本光司先生と300社以上の人に優しい企業を訪問すると独特な空気感を感じる。息は自ら・己の心と書くので、人に優しい企業の社員、社長の吐く息は優しい空気感を醸し出すのだろう。伊那市の伊那食品工業の寒天パパガーデンや宮崎市のコープ宮崎は敷地は広いが敷地内に入っただけで優しい空気感があるのはお客様も優しい心があり植物も心地よい呼吸ができるからだと思う。昨日の伊那食品工業はマイナス8度の中、休みなのにいつも通り、社員が掃除に来ている。

逆に社員と社長同士やお客様と言い争いが絶えず殺伐とした空気となる息を集めると悪臭になるらしい。売上やシェアを経営の目的とするとトップからハッパがかかり互いにストレスを持つ。

起床時は家族との明るい挨拶から始まってもTVや新聞やネット記事で癪に触ることがあると無意識に人に当たることがある。少しでも癪に触ったら鼻から3秒息を吸って口から6秒息を吐き我に返りたい。

好きだった故人や亡くなった犬猫や好きな人や動物の写真を見ること=要は好きなものだったら音楽でも心が和む。不安や心配は誰かに話すだけでホッとする。

こうでなければは60点でOKとしよう。トップが聴く耳を持ったりミスも次に生かす心の大きさ次第と思う。

25日に開催された静岡県中小企業経営革新フォーラム21で講演された愛知県豊橋市の西島の4代目西島社長は毎朝5時に会社に出て140名の全社員と毎日会話を交わす。創業家に育った良さも受け継いでいる。人に優しい企業は厳しさの中に優しさがある。西島も例外ではなかった。

人を大切にする経営学会のセミナーは学会員以外でもオンラインで全国から受講できる。講演される講師の会社を訪問する機会があったら職場の息を味わって欲しい。自社では気づかないと思う。独特の空気感を感じたら10社に1社ある人に優しい会社だ。

「人を大切にする経営学会」

中部支部

知野 進一郎

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