「会社の事はワガコト」
人財塾5期生の木下理恵と申します。
私は、石川県にある建設会社で広報課長をしています。地元建設会社では珍しい広報という立場で、社内外に当社の取り組みを知ってもらう役割を担っています。
昨年4月、私は弊社会長の代理として人財塾5期生として学ばせていただく機会をいただきました。入学当初、私のミッションは「先生から得た学びをいかに会長に伝えるか」であると理解し、毎月2日間の講義のほか、全国のいい会社の企業研究、企業訪問で感じたことを、事細かに報告し、自社に取り入れられることを提案することで満足していました。
しかし、坂本先生をはじめとする講師の先生方、コーディネーターの先生方、同期の皆さんの熱意に触れる中で、「私は当事者意識が足りず受身になっているのではないか」と感じるようになりました。求められていたことは「報告すること」だけではなかったのです。本来は、私自身がもっと主体性を持って「自分がいい会社に変えていく」という熱い想いを持つことが大切だと気付き、社員の皆さんとしっかりコミュニケーションをとり、みんなは会社をどう思っているのか、これから会社をどうしていきたいのか、対話を重ねながら、みんなでいい会社にしていきたいと思うようになりました。
3月10日、第5期生として、この1年間の集大成であるプロジェクト研究発表会がありました。私のテーマは、『「人を大切にする経営」が地域の未来を牽引し地域共生社会の実現に貢献する~地方創生への課題解決への道~』です。この発表資料作成にあたり、自社のことをさらに深く研究し、今まで知らなかった背景やどのようにして成長してきたのかという過程まで知ることができ、さらには自社を取り巻く地域企業が抱えている課題などが浮き彫りとなりました。会社からは、4月24日に全社員の前でこの発表をする場をいただいています。この研究結果を全社員で共有できることに心から感謝しています。
当社の今期スローガンは、「人を大切にする 地域スーパーゼネコンの使命を果たす!~「いい会社」で地域共生社会に貢献しよう~」です。会社としてはもちろんですが、私自身にも会社の中での役割、人間力向上などの課題が山積していると感じています。まずは自分自身が変わり、会社に貢献していくことでやさしい地域づくりに繋げていきたいです。
最後に、ありがたいことに私は第6期生としてもう1年学ぶ機会を得ました。4月からは、これまでの反省や課題を解消できるように、「会社の事はワガコト」という当事者意識を持って実践してまいります。「人を大切にする」とはどういうことか、私たちにとっての「いい会社」とはどんな会社か、人にとって「はたらく」ことの意義など、もう一段掘り下げて学び、自分の殻を破って会社が期待している自身の成長を目指して「人を大切にする経営」を学んでいきます。これからも邁進していきますのでどうぞよろしくお願いします。
人財塾5期生 株式会社トーケン 管理本部広報課長 木下理恵
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