【学会活動報告】人を大切にする経営学用語事典(仮題)編纂委員会

学会の新たな取り組みとして、人を大切にする経営学用語事典(仮題)編纂委員会が

11月からスタートしました。

なぜ、この委員会が立ち上がったのかと言えば、

現行の経営学関連事典における用語解説が、

学会内での解説内容とは大きく異なるためです。

そこで、業績向上のための経営学用語辞典を抜本的に改訂し、

人の幸せのための経営学事典を編纂・提示することにより、

人を幸せにする経営を実践する企業をもっと増やしていこうと考えています。

現状、解説をしていく用語は、下記条件を踏まえた約800語が想定しています。

1.人を大切にする経営や言動をするための指針となる用語

2.人を大切にする経営でよく使用される用語

3.既存の経営学用語辞典等で掲載されている用語であるが、

人を大切にするという観点から見ると誤解を招く可能性があり、

新たな解釈が必要と思われる用語

4.一般的に使われている用語であるが、創造的破壊が必要な用語

実際に扱う予定の用語例をいくつか示すと、

1.人件費はコストとされているが、学会では目的

2.企業経営の目的は株主価値の最大化とされているが、

学会では関係する人々の幸せの実現

3.いい会社とは、著名な会社・大きな会社とされているが、

学会では人を大切にする会社

4.じんざいという言葉は「人材」としているが、学会では「人財」

などです。

また解説する用語も、単純に50音順に並べるということではなく、

「企業経営のあり方・進め方に関する用語」

「経営者・研究者・企業に関する用語」

「社員とその家族に関する用語」

「業界に関する用語」

といったように、キーワードごとに章立てで分類をしていく形で進めていく

予定になっていて、人を大切にする経営学で利活用される経営学用語を、

わかりやすく解説した事典を編纂することにより、

書棚に並べるための事典ではなく、実際に使われる事典を目指しています。

事典の用語の解説は、一部の学会関係者のみで行われるということではなく、

今後、学会HPやメルマガ等を通じ、学会員にも公募を進める形で、

より多くの方たちと作っていきます。

「人を大切にする経営学用語事典」は学会だけの財産ではなく、

これからの経営を進める上でのバイブル・指針になっていくものと確信しています。

是非、皆様も参加をしていただき、皆さんで新しいそして正しい経営用語を

一緒につくっていきましょう。

人を大切にする経営学会 事務局次長 坂本 洋介

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です