NHK大河「光る君へ」を仕事に活かす(源氏物語) 横笛
光源氏49歳、柏木の一周忌を迎える。
柏木は、源氏の正妻の女三宮に惚れて密通し、薫という男児を生ませていました。
女三宮は生きる苦しみを埋めるべく出家していました。
柏木は思いを抱きながら亡くなりました。
柏木の一周忌。
源氏の息子である夕霧が、夢の中で柏木を見ます。
生前通りの姿で、座って笛を手に取り見ています。
柏木が夕霧に訴えます。
「この竹で作った笛は、子孫に伝え残したかったのです」
夕霧が、「子孫とは誰のことですか?」と問うと、柏木は消えました。
夕霧は不思議な夢のことを、父である源氏に話してみました。
源氏には理解できました。子孫とは薫のことであると。
源氏は笛を預かりました。
柏木のこの世への執着が怨霊化することを恐れました。
封印されたこの笛が吹かれたのは、薫が結婚を迎える時でした。
(人を大切にする経営学会:根本幸治)
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