No325『株式会社スリーハイ(神奈川県横浜市)』第14回受賞企業ホームページから

このシリーズでは「第14回日本でいちばん大切にしたい会社大賞」受賞企業のホームページを拝見して印象に残った内容をご紹介しています。
 https://www.threehigh.co.jp/
今週は株式会社スリーハイ(神奈川県横浜市)さんです。審査委員会特別賞を受賞されました。

●概要
会社名 株式会社 スリーハイ
創業 1987年
設立 1990年
資本金 3,000万円
代表取締役 男澤 誠
所在地 本社・工場 〒224-0023 神奈川県横浜市都筑区東山田 4-42-16
札幌営業所 〒060-0004 北海道札幌市中央区北4条西4-1-7
事業内容 産業用ヒーターの製造・販売
 シリコンラバーヒーター、缶用・ボンベ用ヒーター、配管用ヒーター、ホットプレート用ヒーター、コードヒーター ベルトヒーター、リボンヒーター(テープヒーター)、マントルヒーター、セメンティングスポットヒーター、ヒーティングホース、断熱ジャケット、温度制御装置、サーモスタット、温度センサー

●企業理念
ものを想う。ひとを想う。
ヒーターの製造を通して、モノ、人をどこまでも温めていける存在でありたい。ただそれだけを考えながら、お客様と接しています。
そして、お客様の喜ぶ顔や声を聞くことが私たち最大の喜びです。

●ビジョン
会社に 工場に 街に 地域に 世界に 温かさを届けたい。社員を 家族を お取引先を 社会を 温かい気持ちにしたい。ひとりの笑顔は隣の人に必ず伝わると思うから。工業用ヒーターというものづくりを通していろいろな温かさをつくり広げていくこと。そして、国を超えていろいろな意味での「つくり手、にない手」を育てていくこと。それがスリーハイの仕事です。

●男澤社長のあいさつより
創業時から変わることのない、こだわり。
スリーハイとは、3つの High で成り立っています。
High-Technology 技術レベルの信用(技術)
High-Touch 人と人とのふれあいの中で感動させる(接客術)
High-Fashion 商品・サービス等が高度にかたち創られる(創造術)

●地域貢献について
・住民と企業が同時に集まる準工業地域で地元小学校と連携した「こどもまち探検」を長年に渡り実施。
普段接することが少ない、子どもたちと企業の大人たちが触れ合うとことで、相互理解のあるまちづくりに貢献しています。
・コワーキングやイベントなどに使用でき、地元住民の憩いの場としても利用もできる、工場とカフェが一体となった、ヒーターショールーム兼カフェ&ファクトリー「DEN」を開設しています。
・横浜型地域貢献企業の最上位認定を取得
本制度は、横浜市民を積極的に雇用している、市内企業との取引を重視しているなど、地域を意識した経営を行うとともに、本業及びその他の活動を通じて、環境保全活動、地域ボランティア活動などの社会的事業に取り組んでいる企業等を、一定の基準の下に「横浜型地域貢献企業」として認定し、その成長・発展を支援する制度です。

●最後に
スリーハイさんは、産業用ヒーターの製造・販売業です。そしてシリコンラバーヒーターの製造に特化した企業、と記載があります。
しかしスリーハイさんのホームページからは、製造業であること以上に企業理念や社名に込められた思い、そして地域を大切にした活動が、業種を超えた同社の在り方を際立たせているように感じます。
スリーハイさんは、社会とのかかわり方を示し、実践している存在です。

***補足***
この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)

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