【学会活動報告】第11回全国大会開催までの葛藤

8月31日と9月1日に、学会第11回全国大会を開催しました。

当初は、2日間、東京市ヶ谷にある法政大学を会場に

行うことになっていましたが、そこに台風10号がやってきました。

そして、その進路・スピードに、学会事務局は翻弄されることになりました。

当初の予想では、8月31日~9月1日にかけ、

関東地方に最接近との報道がありましたが、

数日後には台風が迷走していて、大会開催期間中には

関東地方には最接近しないのではないかという予想に変わりました。

連日変わる、その進路予想を眺めつつ、大会実行委員長をお願いしていた

法政大学大学院の井上善海先生や学会正副会長と開催方法の検討会議を

開催4日前の8月28日に急遽開催することになりました。

そこでの結果は、皆様ご存じの通り、全面オンライン開催への変更でした。

同日・同会場で、他の学会は予定変更なく学会を通常開催する

という情報もありました。

私たちも、強行すれば開催可能だったのかもしれません。

ただ、関係者の意見は一致していた。

それは、私たちは「人を大切にする」経営学会です。

人を大切にすることを使命としている組織が、

少しでも参加者が被害にあう可能性がある中で、強行開催しては本末転倒。

仮に開催できても、参加者の移動が保証できないのであれば、強行開催はできない。

見事に、全員が全面オンライン開催一択だった。

当日、受賞スピーチをいただいた受賞企業の皆様や

特別講演をいただいた受賞企業の皆様、

分科会で発表を予定していた発表者の皆様には、

できれば、多くの対面参加者の前で喜びのスピーチや

研究成果の発表をしていただきたかった。

また、会場参加を予定されていた参加者の皆様には

今回の受賞企業や分科会発表者を称えてほしかった。

それができなかったことは大変残念ではありますが、

人を大切にする経営学会として出した、

この決断は間違ってはいなかったと思っています。

全面オンライン開催で、不都合が発生された方もいらっしゃるとは思いますが、

今回の私たちの判断にご理解いただけると幸いです。

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