人財塾の個人研究発表で話せなかったこと

生活協同組合コープぎふの水野琢史と申します。経営人財塾7期生として、一年間人を大切にする経営を学ばせていただきました。
人財塾に通った2024年、それまで朝晩の血圧を測るためだけにあった机は、いつの間にか本とパソコンの住処となり、本来の役割を果たすようになりました。人財塾の事前課題、グループ課題、全体研究に、個人研究プロジェクト。家でこんなに机に向かったのは何年ぶりのことだろうか・・・。
ところが、人財塾で出会った坂本先生はじめ、講師の先生や塾生の仲間たちは、24時間人を大切にする経営および思考が、あたりまえのように体の隅々にまで染み込んでいる方たちばかりに感じ、毎月参加する度に恥ずかしくなることもありました。ついていくのに精一杯でしたが、何とか無事に修了することができました。
経営人財塾の個人研究プロジェクトで、当初発表する予定でしたが、時間と構成を見直すなかで、話せなかったことをブログで紹介したいと思います。

2024年の始めに、ある職員が退職しました。その職員は双子の父親で、奥さんと育児、仕事、生活のバランスをとりながら、時短勤務などで仕事をしていました。期待する職員でしたが、もっと時間を融通できることを希望し、挑戦してみたいことがあったため、退職することとなりました。その後2024年の年末に、その職員は再びコープぎふで働きたいと採用面接を受けに来ました。夫婦で仕事のバランスを相談し、彼が正規の時間で働くことが出来るようになったことや、転職した会社での経験から、再度、コープぎふで働きたいと思うようになったそうです。
彼曰く、「前職では、お客様と接していると、どうしても成績(売上)が気になり、少しでも利益になる商品を考えてしまう。生協で、地域担当の仕事をしている時は、本当に相手に必要なものを考え提案して、組合員に選んでもらえていた。喜んでもらえていた。やっぱり、自分は生協が好きなんだとあらためて実感しました」とのことでした。

コープぎふは、「笑顔あふれる協同のくらし」を理念として掲げています。彼のように、職員一人ひとりが、コープぎふが好きで、組合員の役に立つことをやりがいと感じてもらえるよう、職員が主体的に、安心して働ける環境の整備(働きやすさ)と、理念の共感や浸透、フィードバックできる教育、研修(働きがい)を追求していきたいです。

人財塾7期生
生活協同組合コープぎふ
水野琢史

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