「思いやりの駐車」塚越寛さんに学んだ小さな習慣

2013年に法政大学大学院・坂本光司研究室で学ぶ前は、大型商業施設の駐車場では、いつも入口に一番近い場所に車を停めるようにしていました。

そんな考えを大きく変えるきっかけとなったのが、坂本先生とともに伊那食品工業を訪問し、当時の社長・塚越寛さん(当時76歳)から伺ったお話です。

塚越さんはこう言われました。

「駐車場では、入り口に近い場所は高齢者のために空けておく。私はいつも一番遠い場所に停めています。」

76歳のご本人がそれを当たり前のように実践されていることに、私は強い衝撃を受けました。

もちろん、社員の皆さんも同じ行動をしているとのこと。

その日以来、私も駐車するときはできるだけ遠い場所に停めるようになりました。

ほんの小さなことですが、「思いやり」を形にする大切な習慣だと感じています。

写真:静岡市内にある長崎ちゃんぽんの駐車場。

人を大切にする経営学会員
(法大)坂本光司研究室&経営人財塾7期卒
村田光生

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