こころからありがとうを

人財塾でのプロジェクト発表を終えてから、もうすぐ1年になります。昨年の今頃は、盛りだくさんのプログラムと溢れる希望、そして同期たちのやる気の濁流にのまれぬよう、必死で取り組んでいました。たまたま夫が経営者であったため、妻として裏方仕事を引き受けたものの、世間知らずの未熟者。年齢だけは重ねてきたものの自社のことすらよく知らない自分が、人財塾にご縁をいただき、自身と自社を知ろうとまとめたプロジェクト発表。その結びには「人を大切にする経営をし続け、人に大切にされる会社となりたい。」と綴りました。

2025年8月、数年ぶりの開催となった人財塾OBOG会。その幹事を7期生が任され、私たちは前川幹事長を中心に「おもてなし隊」を結成しました。参加いただいた皆様からは、たくさんの感謝や労いの言葉を頂戴しました。独りよがりになっていないか、方向を間違えていないか、集まってくださった皆さんが「楽しかった!」と思える未来につながる会にしたい。そして人財塾で私がいただいたご恩を、少しでも返したい。そう願いながら「今この打ち合わせで自分ができることは何だろう」「求められている役割は何だろう」と考え続けた準備期間は、人財塾で学んだ「学ぶ姿勢」の復習そのものでした。

営業職ではない私に、会社でできること、会社にできることは何か。そう考え、5〜6年前から従業員との個人面談や健康診断・予防接種の案内や準備を担当してきました。これらをさらに社内外にプラスにできるよう、健康経営優良法人認定をめざすことにしました。従業員が心身ともに健康であれば、会社にも仕事にも良い影響があるはずですし、どうしても後回しになりがちな夫(経営者)の健康診断受診の動機づけにもなると考えたからです。実際、10年ぶりに健康診断を受診してもらうことができ、部下としても妻としても胸をなで下ろしました。10月に申請し、現在は結果待ちです。

健康経営の準備の過程では、大同生命の藤本さん、健康経営アドバイザーの小間さんから、「これはすごいですね」「これもやっているんですね」「いいですね」と褒めていただく場面が多くありました。外から会社を褒めていただけることが、こんなにも嬉しいとは思いませんでした。

近い将来、自社の社員の中からひとりでも「良い会社だ」と思ってもらいたい。プロジェクト研究の結びに書いた、あの漠然とした言葉を、これから具体化していけるよう歩き続けます。運が良いことはありがたいこと。その運にあぐらをかかず、会社に、そして社会に還元していくこと。人財塾をきっかけに、自分でも(少しだけ)成長できたと思える一年を過ごせたことに、いま心から感謝しています。「ありがとう」は言われても嬉しいですが、伝える方も幸せになりますね。

皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。来年は、きっともっと良い一年にいたしましょう!

人財塾7期生
株式会社ミユキ 相澤浩子

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です