経営者の本懐
2025年12月号の「ハーバードビジネスレビュー」の「P. F. ドラッカー 『真摯さ』とは何か -経営と人生の指針-」の特集の中に、「ビジョナリー・カンパニー」の著者の一人であるジム・コリンズがP.F.ドラッカーと面談をしたときの話しが載っていました。
「ビジョナリー・カンパニー」がヒットをした後、ジム・コリンズは今後の自分の研究や目指すものに迷いが生じていたそうです。
そんな時に、偶々、P.F.ドラッカーと面談をする機会を得たそうです。
その時、ジム・コリンズは、率直に今後自分はどう生きていけばいいのかを問うたそうです。
これに対して、P.F.ドラッカーは、「How to be successful」(成功する方法)を追い求めるのではなく、「How to be Useful」(役に立つ方法)を目指すべきであると伝えたそうです。そのことばにジム・コリンズは自分のその後の生き方の軸が定まったと言っています。
ジム・コリンズは、学者ですが、この考え方は経営者にも当てはまります。
ついつい経営を始めたころは、どうしたら成功するかを求めてしまいがちです。しかし、自分又は自社の成功を求めるのではなく、どうすれば人の役煮立つかを求め続けることが経営にとっては大切なのだと思います。
人を大切にする経営学会は、経営者に対して、成功ではなく、人の役に立つことが経営者の本懐であると伝え続けています。
(学会 法務部会 常任理事 弁護士 山田勝彦)

コメントを残す