【開催レポート】第8回 北関東支部 公開フォーラム
2026年1月29日(木)、埼玉県さいたま市の大宮ソニックシティにて「第8回 北関東支部 公開フォーラム」が開催されました 。当日は経営者、専門家、研究者など80名を超える方々にご参加いただき、会場は「人を大切にする経営」への期待と熱気に包まれた時間となりました。
第一部では、第15回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞にて審査委員会特別賞を受賞された、株式会社ギルドの長田健太郎社長が登壇されました 。
講演のテーマは「働く喜びをともに創る〜人生再生への挑戦〜」です 。株式会社ギルドは、警備業を主軸としながら、生活困窮者支援活動「ギルドケア」を独自に展開されています 。対象者は生活困窮者、引きこもり、養育手帳ホルダー、精神疾患、境界域の方々など国の制度から漏れてしまっている方々です。これまでの事例を交えて社会の中にある不公平や搾取という現実に立ち向かい、支援を通じて人生を再生させ、自分らしい生き方を取り戻すまでとことん寄り添い続けるその歩みをご紹介いただきました 。企業経営において日々活動しているとどうしても欠けていく視点を再認識させていただくことができました。人を大切にする経営において坂本会長が言われる「決して傍観者であってはいけない」という言葉を長田社長のお話から思い起こしました。
第二部では、人を大切にする経営学会会長である坂本光司先生に登壇いただきました。テーマは、『人を大切にする経営学用語事典の編纂の想い』についてです 。

まず前段で、編纂についての編集後記を編纂委員佐々木研氏、浅野隆司氏の登壇です。編纂時の苦労話や思いを一にして多くの参画者をまとめていく過程をエピソードなど交えてお話いただきました。年末年始も膨大な原稿の中で格闘するお話など大変な役割を担われた皆さんに改めて感謝の念を抱いた次第です。
その後、坂本光司学会長より、「五方良し経営を実現するために経営者・経営幹部が心すべきこと」と題して改めて、五方良し、おてんとうさまに顔向けできる経営についてお話をいただきました。これまでの間違った経営学の用語について解説、効果・効率の経営を打破するために編纂に至った経緯など、そして30の事例のなかから事典編纂の動機となった数々のエピソードをお話いただきました。熱気に満ちた会場は静まり返り、参加者の皆様は坂本会長のお話に耳を傾けていらっしゃいました。

講義後の懇親会にも多くの皆様にご参加いただき近況、学会活動に関しての意見交換が活発に行われました。社会情勢から経営者、社員を含めたステークホルダーはより人を大切にする経営を必要としています。一人一人が地域に広げていく伝道者としての役割を担っていくことがさらに重要になると感じた一日となりました。(人を大切にする経営学会事務局次長・(株)サクシード水沼啓幸)

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