「善因善果」と人を大切にする経営
引き寄せの法則やジェームス・アレン著「「原因」と「結果」の法則」は、比較的皆さまになじみ深いものではないかと思います。私も、一度は目を通した経験があります。
最近は、科学の世界でも量子物理学の世界では、因果問題は、不確定性であり、あくまで確率的にしか予測出来ないと言われていますが、現代では、エネルギーの同調や共鳴理論などが一般的に広まってきました。未だに科学的な理論はよく理解できませんが、人間社会にも一定の法則がありそうです。
話は変わりますが、「原因」と「結果」の法則は、日本では、昔から仏教の世界では、「善因善果」と言われて、比較的ポピュラーな概念となっています。善い行いをすれば、必ず善い結果がでる、との考え方です。この反対語は、悪因悪果です。ただし、仏教の世界ですので、時間軸は長く、現世(順現報受)、来世(順次報受)、再来世(順後報受)の内に結果が生じるというもので、随分と気長な因果関係を現しています。
ところで、この善因善果を経営にあてはめると、「善悪重視経営」(人を大切にする経営学用語事典P61)、「お天道様に顔向けのできる経営」(同P29)、「神様からご褒美をいただける経営」(同P34)に繋がります。これらは、違う切り口から、相手に伝わりやすいように定義されている用語なのだと思います。
「善悪重視経営」によれば、「善悪の判断基準とは、「社会通念上正しいかどうか、自然か不自然か、世のため人のためになるかどうか」である」となります。
「お天道様に顔向けのできる経営」とは、「お天道様に恥ずかしくない、顔向けできる」と胸を張って公言できる経営を目指すべきことであるとなります。
そして、その結果は、神様からのご褒美になるのです。利益は神様からのご褒美なのです。
つまり人を大切にする経営の根幹は、「善因善果」に繋がるのです。
(学会 法務部会 常任理事 弁護士山田勝彦)

コメントを残す