N 中国の貧困層

 前回ゼミ終わりの飲みの席で、ブログにおいて存在感がないからしっかりと名前を書くようにと言われてしまったのですが、まだまだ存在感をだすだけの自信と能力がないので、しばらくは題名の隣に「N」と書くだけにとどめておきます。夏休みあけくらいには、名前を書いて本格的に坂本ゼミの公式ブログにデビュー出来るように頑張ります。

 さて、今回私が書くのは先日読んだ、中国の貧困地域についてです。今から約10年前に出版された本なので現在はどのように変化しているのかが気になります。中国の沿岸地域は、もの凄いスピードで発展しており、日本人を遥かにしのぐハイパー富裕層がわんさかいますが、内陸の農村はまだまだと言ったところで我々の想像を絶するようなハイパー貧困層が存在します。農村でも土地が非常に痩せていたり、岩がたくさんあり面積が狭いなど生産性が低く、自分たちが食べる分さえも収穫するのに苦労しているようです。また彼らの多くが字を読めないので、出稼ぎに行きたくても、交通期間を利用することさえ出来ません。字を読めない事からもわかるように知識レベルが非常に低く、自分たちが生活用の水として使っている池にゴミや汚物を平気で捨ててしまうなど衛生観念もないようです。この様に知識レベルが低いことからくる悪循環をこの本では無知のメリーゴーランドと表現しています、悲しいことにこれは事実だと思います。中央政府は、この貧困地域をなくすように努力していますが上手くいっていないようです。まずは、彼らの知識レベルを上げるために、子供達を学校に行かせようとするのですが、親が教育を重要だとは思っていなかったり、学校の施設や設備が最悪など、頭を痛めることばかりです。その上、地方に派遣された役人はそこでの成果が今後の出世に響くために、中央政府が決めた目標値にあわせてデータを改竄するという始末…もちろん本気で努力している人もいます。
ただ学校に通えている子供達は、学ぶ喜びに目を輝かせており、通えない子供達も非常に純粋な心を持っているようで、イジメや暴力問題などは一切ないということです。
 最初の方に書きましたがこの本は約10年前に出版されていますので、現在の状況はわかりませんが劇的に変化していることを願っています。
 前回、上海に旅行した時には、そのパワーと未来を思わせるようなハイパービルディングに圧倒されました。また、これからは中国が世界を牽引していくといわれている中で、内陸部では我々の想像を絶するような貧困の状況があります。このような先進と途上が同時に存在する中国をひとつの国としてみていいのか疑問になります。中国人の友達が、今はこんな場所は無いと言っていましたが信じるのが難しいです・・・。
 最近、中国への興味が、坂本先生の「昨年中国のイーウーにゼミで行った」という言葉から湧いてきています。また中国に関する本をよんだら、それをブログに書こうと思います。hehe

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